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Wilhelm Furtwängler (* 25. Januar 1886 in Schöneberg; † 30. November 1954 in Ebersteinburg bei Baden-Baden)

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 11月30日はヴィルヘルム・フルトヴェングラーの命日です。1954年11月30日、68歳で亡くなっています。純粋にドイツ音楽を国民に指揮を通じて伝達していくこと、これがナチに加担したとか裁判でも争われ大変な人生を送った指揮者の一人だと思います。 時代もSP盤が中心の時代で録音の品質にも恵まれなかった指揮者ですが、残された録音だけを聴いてもやはり20世紀の中で突出した指揮者の一人だと思います。 親友とは、あまりフルトヴェングラー指揮の演奏を一緒に聴いた記憶がなく、もっぱら次の世代のカラヤン、ベームが中心でした。 フルトヴェングラーは肺炎で亡くなったと聞いています。享年68歳。なんというか、親友に重なる情報かもしれません。

The abyssal world of a single capacitor rather than complex and mysterious network circuits.

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 にわかには信じがたいかもしれません。たった1個、コンデンサーをツィーターにつける。あとは、フルレンジスピーカーを用意するだけで、透明感、情報量に勝り、浸透力抜群の音の世界が目の前に展開するんです。 親友は、かたやJBL4343のように複雑なネットワーク回路を通したスピーカーを愛し、もう一方でシンプルこの上ないフルレンジ+コンデンサー付きツィーターというスピーカーを部屋に置いて対等に鳴らし分けていました。それは、なぜなのか。 私の個人的見解でいうと、彼は基本、シンプル派の極地にいたと思います。JBL 4343は唯一、例外中の例外で、彼の若い頃から続くJBL 4343への片想い、つまりうまく鳴るところまで至らずにお別れした経緯から、再度、状態のいいものを手元に置いて鳴らしこむことになったのだと思います。その意味で、彼にとってJBL 4343はファムファタールだと思います。 で、親友おすすめの、ドイツ製の高価なコンデンサー(2個で3.7万円前後!)を入手してフルレンジユニットプラスツィーターで使うとどうなるか。冒頭で述べたようなことになるんです。これはサウンドフレイルファンならば避けて通れないやり方であると思います。 複雑怪奇なネットワーク回路をパスしてこそ得られる純粋無垢な音像世界。コンデンサーの品質が上がれば上がるほど、その存在感は音像に紛れ込み、コンコンと湧き出る森の泉のような濁りのない世界が得られます。一回やってみて損はありません。そう思います。

And Winter Came... Released November in 2008 by Enya

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 15年も前になりますか。フジテレビ系のドラマのテーマにもなった曲も入っているそうですが、ドラマに興味がなかったのでまったくそっちの情報は承知してないです。 クリスマスだけでなく範囲を広げようって収録時にEnyaさんがおっしゃったとのことでアイディアを広げてレコーディングしていて発売が遅れたようです。 Enyaは個人的に冬にこそ聴く音楽と感じています。クールな印象からそう思うんですが、どの音源も低音域の深々さにも気がつかされます。 東京も季節が移ろい、やっと暦並みの気温になってきて、久しぶりにこのアルバムを聴こうと思っています。 明日、病院から解放されます。ちょっとうれしいです。

Sacred Rhythm of BALI

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 抗がん剤の点滴を受けてベッドで横になっている。抗がん剤の種類によっては意識朦朧となり、そういうときに聴くべき曲にガムランはいい。そう思うんです。 ケチャの複雑怪奇なリズムと人の声の重なりは聴き飽きることがないし、ガムランに使われる楽器はどうしてこれほどに澄んだ音色が出てくるのか不思議です。こういう曲はアナログ時代ではこの澄み切った臨場感が捉えきれなかったのだと思います。CDでもまあ、綺麗に聴こえるんですが、音がかたい。どこかに針のようなカチカチした音があります。そう思います。これはやはりDSDによるダイレクト録音ということもあり、SACDで聴くか、DSDハイレゾでダウンロードして聴くのがベストだと思います。 がんには関係あっても、なくても。

European Christmas songs in 16th Century.

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 季節はまだまだ秋を実感しないまま街にはクリスマスソングが流れていて違和感めちゃありです。紅葉もまだまだで緑の葉が主流で、このまま枯れて落ちるとますます季節感なしなしですね。 音楽だけでもクリスマスに浸ります。日本では戦国時代の1500年代ですが、この古い時代に生きた人々のいぶきを感じる音楽は点滴受けてるがん患者にはかなりの癒し効果があります。

The lost tapes. Rudolf Serkin played Beethoven in his late years.

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 The lost tapesとあります。ゼルキンの最晩年の録音、信じられないほど澄み切った透明な音の重なりに心を打たれました。まだワルトシュタインを聴いただけですが、第3楽章は全く新しく耳にするに等しいほど痺れました。 自分の録音がこの世に出ることを渋々承認していたゼルキンだそうですが、この録音は闘病生活もあり、とうとう本人の承認を得られることなくお蔵入りになっていたそうです。ご家族のご承認を得てリリースされたとのことです。 ベートーヴェンのピアノソナタでワルトシュタインは色々な演奏で耳にしてきました。ホロヴィッツ、バックハウスなどなど。しかし、最初の出だしからこれほど鳥肌の立つ先鋭かつ透明で高貴な演奏は聴いたことがありません。 ほんとうにおすすめします。

Time moves on, regardless of personal circumstances.

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 一昨日の15日は急逝した親友の月命日。とにかく時間っていうやつは個人の事情にまったくお構いなく進んでいく。 来週は3回目の抗がん剤治療(点滴)で1週間入院が控えている。抗がん剤ははっきりいって毒なので殺す相手は癌細胞だけではない。真面目に働いている正常細胞をもばっさり殺しまくる。自分の遺伝子ががん細胞にも密接にからんでいる(どうからんでいるかはまだ現在の医学でわかってない)けれど、痛い、苦しい思いをしないといけないのはどの病気も同じようだ。 クリスマス一色になった東京の繁華街をはすに構えて、自宅でfourplayのクリスマス曲集をかけて一年前の自宅オーディオシステムと全く世界のことなる音に驚き、これでよかったと胸をなでおろし、来年の自分はどうなろうと、なるようにしかならないけれど、明るく生きよう。などとがんになったおかげで実に神妙なことを語っている。 晴れた昨日、自宅から散歩がてら、今月開業予定の「麻布台ヒルズ」を興味本位で見て回った。中には関係者しか入れないので野次馬的写真しか撮れないけれど。 まあ、こうやって時間はどんどん進んで、2023年も終わる。来年は親友の亡くなった68歳に自分も追いつく。次の命日はすぐやってくる。自分のオーディオは親友に語るだけの進化を遂げつつあるのだろうか。親友は語らず、微笑み、すぐ後ろで見て、聴いている。

Welche Schokolade magst du am liebsten, Frankreich oder Österreich?

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 ヨーロッパのチョコレートを含むスイーツはどの国もさすがに美味しいんですが、とりわけフランスとオーストリアは高品質だと思っています。スイスっていう選択肢もありますが。 チョコレートはウィーンかパリか。悩みどころです。 30年前にウィーンに行きました。伝統に満ちた落ち着きと東欧に近い独特の文化度に魅了されました。インペリアル・トルテ。これはもう、一生に3回は食べておかないとだめです。何事も3度は必須です。 オーストリアはクラシック音楽、美術、建築、磁器、ワインそしてグルメに至るまでパーフェクト。来年以降生きながらえてあと2回は行こう。そう思っております。

Double Bass Reflex Speaker Enclosure with 8cm Full Range Speaker System

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月刊ステレオ誌の毎年8月号の企画であるスピーカー工作のシリーズ。会社を定年退職した2016年、この企画に興味を持ち、バックロードホーンのエンクロージャーを作った。付属のM800というFOSTEX製メタル振動板8センチのフルレンジユニットを使い、一応バックロードホーンていうのはどんな音なのかを素人日曜大工のノリでやってみた。 結果は惨憺たるもので、立て付けの悪いエンクロージャーは空気漏れがあり、安普請の和室みたいで、どうにも品位に欠け、聴けたものではなかった。これはユニットのせいではなく、自作のバックロードホーンエンクロージャーに問題があったということに尽きる。 FOSTEXはそういう貧相な思いをしたファンをしっかりフォローしてM800-DBというダブルバスレフの高品位な箱を用意してくれました。ユニットをこの箱に取り付けて無事に救済することができました。 昨日、床から70cmのスタンドにこの小さくてかわいいスピーカーを乗せて、メインシステムばりに本格的イコライジングを行って左右独立のパワーアンプで駆動するととても”お値段以上”的サウンドになりにんまりしております。 小編成のバロックや室内楽、小編成ジャズなど、びっくりもので、コンサートホールの雰囲気を再現。おそらく親友も近くで耳をそばだてて「へぇ、なかなかやるじゃないですか。しっかりコントロールすればどんなスピーカーだってちゃんとなるのにねぇ。」って呟いてると思います。スピーカーをあれこれ使って、それぞれの世界観を引き出す趣味としてのオーディオ。親友のオーディオ道がだんだん乗り移ってきたかも。(笑)

George Szell The Cleveland Orchestra

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アメリカのオーケストラで、最も自分にとって好ましいオーケストラがオハイオ州、クリーヴランド市にあるクリーヴランド管弦楽団(The Cleveland Orchestra)。戦前ハンガリーで生まれたジョージ・セルが戦後、このオーケストラのアンサンブルを徹底的に鍛え上げてアメリカのオーケストラでビッグ・ファイブと呼ばれるまでに至った1946~1970年までの録音がとても好き。 ベートーヴェン交響曲全集、ブラームス交響曲全集やワーグナーの録音など数え上げるとどれもこれも聴きたいってなる程です。 自宅にあるCDの写真を撮っただけでも、こんな具合です。 セル・クリーヴランドの組み合わせで親友と一緒に聴いたことがあるのはブラームスのピアノ協奏曲第1番(ピアノ:ルドルフ・ゼルキン)ぐらいかも知れません。もっといろいろセル・クリーヴランドの演奏を一緒に聴いておけばよかった。そう、思います。

Doing something willingly. I think that is life itself.

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 ほぼ生命活動停止状態からの帰還。抗がん剤治療に疲れ切って自宅に戻ったおっさんに「喝!」を入れるのはクラシック音楽療法しかありません。ジョージ・セル、クリーヴランド管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全集を前に置いて、現在のもっとも良いと思われる設定にして小音量から中音量で浴びるように聴いております。今月内に最後の抗がん剤治療が待ち受けていますが、心頭滅却すればって、意気込みはわかるんですが、火はやはり熱いんです。残念ながら。

FOSTEX and Ribbon Tweeter

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 ツィーターをJBL 2405HからFountek Neo3.0 リボンツィーターに交換。ツィーターとフルレンジのクロスオーバー設定はそのままに、能率の違いだけ調整する。 1. 20kHzから-6dBの設定では蒸留水というかどこにも引っかかりのないポーカーフェイス的な 音。おとなしいけれど、浸透性はあるような気がする。ピアノの立ち上がりは穏やかに。 2. クロスオーバーをグッと下げて3kHzにしてみる。パーカッションが急にカチャカチャとアルミの鍋やヤカンを叩いてる感じ?ヴォーカルがやけに生々しい。飴をなめているようなとろみ感というか。いろいろだ。ちょっとクロスオーバー下げすぎかな。上品さも必要だね。笑 3. PIONEER S-955のクロスオーバーを参考に8kHz周辺にして聴いてみる。 大体この3通りを聴き比べてでクロスオーバーはどこあたりに設定するのがいいか、追い込みにかかる。高音域が引っ込みすぎず、繊細で柔らかさもある音はうちの組み合わせでは6kHzあたりだと見当をつけた。ピアノも調律されたYAMAHAの端正さやパーカッションもうるさすぎず品もよくなった。能率で比べるとフルレンジとの差を小さく1dBにして、ちょうどいい温泉に浸かっている感じになった。 あとは、スタンド。自作っていうか工作してこしらえるしかないかな。

Fountek Neo3.0 Ribbon Tweeter

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我が家には、親友が使用していたのと同じリボンツィーターがある。ホーン型と異なり、繊細でさらりとした(梅酒ではないけれど:笑)音のはずであるが、我が家ではあまり出番がない。でも、これって、製品のせいではなく、私の使い方のせいなのはあきらか。親友はMarkAudio の白いスピーカーの上にこのツィーター専用のスタンドまで作成して鳴らしていた。どうやらリボン型っていうスペックに惑わされて使い方のツボを外しているようだ。 昨日、2回めの抗がん剤治療を終えて退院したのですが、入院中にああでもない、こうでもないと練りに練ったリボンツィーターの使い方を実践してみたいと思っている。 しかし、このツィーターはどう使うのがベストなのか多いに迷う。 ツィーターで、リボン型で、周波数特性が1.2kHz~40kHzって。FOSTEXやJBLのツィーターはどうみても7kHz以上の周波数特性である。クロスオーバーをどこに設定する?まず最初の難関である。 今、自宅のオーディオ基本構成は、FOSTEXのフルレンジにJBL 2405Hをクロスオーバー20kHzから-6dBで減衰させてクラシックからジャズまでジャンルを問わずに聴いている。 JBL2405H については何度も書いているけれど、デッドな空間にリスナーを誘い、少々根暗であるが、透明で形がはっきり見えしっかり解像度が高い音が特徴で、若干空間の広がりを抑える傾向にあると思う。けれどカチッとはまるともうこれでいい!っていう最高の音がでる。スタインウェイピアノの立ち上がりなど鳥肌もの。 FOSTEX T900Aはこれと反対で、どちらかと言えば明るく、空間の広がりを再現することに長けて、煌びやかなバロックの金管楽器やガット弦のバイオリン、倍音成分たっぷりの木管楽器などかなりJBLとは傾向が異なる。FOSTEXのフルレンジユニットとの相性はもうバッチリだと思う。バロックや古典の合唱を含むミサ曲やカンタータなどもうお涙ちょうだいです。 そこで、難問続出のリボンツィーターをどう鳴らすか。いままでの経験ではどうやってもこのツィーターの個性を引き出すまでの域に至っていない。途中であっちの方がいいやってことになって他のツィーターにバトンタッチして終わっている。 親友はどのようにこいつを鳴らしていたのだろう。何も言わない彼が、隣で「さてねぇ、そろそろ気がつきません?...

Not Karajan and the Berlin Philharmonic nor Böhm and the Vienna Philharmonic.

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 1960年近辺にベームがベルリンフィルを指揮した名録音がドイツグラもフォンに残っていて、このシューベルトの交響曲第9番をはじめ、ブラームスの交響曲第1番や、ベートーヴェンの交響曲第7番など、ベーム・ベルリンフィルってとっても素敵な組み合わせだと思います。 親友もこのベーム・ベルリンフィルが演奏するシューベルトはいい録音だと述べてました。まさにそう思うんです。好きな曲は数種類以上の演奏を揃えて聴き比べする方が曲の理解も進みますし、楽譜の解釈とオーケストラの響きの違いから全く別の曲を思わせるっていう新しい感動もあると思っています。

Die Freude, in meinem Wohnzimmer Musik zu hören.

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 The joy of listening to music in my living room. イヤホンでなく、自分のリビングルームで音楽を聴ける幸せを思い知ります。今朝、抗がん剤治療2クールめを完了し無事に帰還しました。 しばらく電源をシャットダウンしていた割に我が家の装置は、あるじを好意的に迎えてくれたように思います。 たかがスピーカースタンドですが、2枚の写真は背の高さが10cmしか違いません。が、フルレンジユニットの中心がリスナーの耳の高さに来ることの大切さを思うんです。あとは、親友もやっていたけれどレーザー距離計を使ってスピーカーからの特に距離と角度。これを左右対称になるべく近づけると格段に気品に満ちた音になります。 今晩の自宅ベートーヴェンコンサートに備え、シャルパンティエの曲集から慣らし運転を始めています。DACの最終段は真空管回路を通し、潤いを出そうと思います。

Aufgenommen am 27. Mai 1947 in Berlin. Die gleiche Aufnahme.

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 親友亡き後、CDを聴くことが増えました。ネットのハイレゾもいいんですが、回転する円盤の運動エネルギーというかLPの頃から回る媒体には何かしら人を惹きつけるものがあるように思われます。 で、入院中にタワレコで購入したのは、ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67。<<運命>>。人生の出会い、別れ、節目にこの曲は効き目があります。増して、入院前に親友からいただいた、カラヤン・ベルリンフィルの<<運命>>を聴いていたという相乗効果もあります。 カラヤンと対照的な指揮者として同じベルリン・フィルを指揮していたフルトヴェングラーという高齢のクラシックファンには神様みたいな存在の指揮者がドイツにいらっしゃいました。ナチに加担したと捉えられましたが、疑いがはれて、復帰して、新たに録音を再開したころの録音を入手しました。1枚はこてこてのCDでもう1枚はSACDシングルレアー。演奏日時を後から調べたところ、この2枚は全く同じ録音から作られていると判明。 CDとSACDでどう音が違って聴こえるか。これは今晩の我が家で聴いてみないと、なんともわかりません。CDの方がどう、聴いてもいいってこともあり得そうなので。 こういう同一録音を異なる媒体できく、<<運命>>だった。大袈裟ですかね。 もちろん、親友も聴き耳たててくれると思っております。

Complex speaker network circuits or single capacitor.

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 自分の理想の音をスピーカーから鳴らすために使うのはフルレンジユニットでなく、2ウェイ〜4ウェイの場合には、ネットワークっていう複雑な回路が絶対に必要になる。 私もオーディオのスタートから2ウェイ以上のスピーカーを使用していたので、ネットワーク回路なんて入ってることすら分かってないど素人だったし、ネットワークは不可欠なパーツなんて考える必要もなかった。プロ用JBLを使い出すまでは。親友の強力なおすすめもあって「そろそろJBLのプロ用にしたらどうです?」「一生に一回でいいですから、やってみて、ちゃんといい音なりますから。」JBL130&JBL2405っていう単体のスピーカーを前にして、複雑なネットワーク必要なんだろうか?と、すかさず、「必要ないですよ。コンデンサー1個、片チャンにあれば、ちゃんとぶりぶり鳴りますから。」って。そしてそのとおりになった。得られた森の湧き水みたいな澄んで見える音像風景にハッとしてフルレンジ+コンデンサーの洗礼を受けたのでした。2001年のことでした。 でも、親友はこういうシンプルな鳴らし方だけでは全く納得がいかなかったようで、私のところに来て、いろいろスピーカーの前を前後左右に歩き回って(とうぜん音楽は流れているんですが)「ネットワークは必要悪だとか、ない方がいいとか、いや、必要だとか、ぶつぶつ言い出して、「この音。いや〜、参ったなぁ!」と言って帰っていく。そして自分の装置で複雑なネットワークを調整して鮮度感を出したかったのであろうか、格闘していたのである。 親友にとって、彼が私に伝授したシンプルな私のところの鳴らし方とJBL4343に代表される超複雑ネットワークを十字架のように背負ったシステムとのどちらに軸足を置いていたのだろうか。いま、また抗がん剤治療で入院している私は時間がたっぷりあるので彼のブログを関連づけてあちこち読み返している。 私はオーディオやってるというより音楽のために必要なことだけを、親友のシンプルなやり方を手本にしてやっているけれど、彼はいろいろな方法を試すことに、あまりにも多岐にわたることをやってのけることにオーディオの真髄を見出したのだ。だから彼の部屋にはいろいろなタイプの機材が絶対に必要だしスピーカーでも小口径から大口径、最新型からビンテージ型。さらには巨大コンサート用のごついプロ製品、プレーンバッフルの大...

My first high-classed 3-way speaker was PIONEER S-955 bought in 1981.

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 親友と出会った1981年初夏、オーディオで落ち込んでいた私にクラシック中心に聴けるスピーカーとして親友が秋葉原のオーディオショップ視聴室まで付き合ってくれて、これをおすすめしてくれました。 PIONEERは一般向けのPIONEERブランドだけでなく超高級ブランドEXCLUSIVEなどもあり、高級イメージは抜群でした。 選んでもらっただけの効果は自宅に搬入され音を鳴り出した瞬間の様子を覚えているほど。アンプもプリとメインにグレードアップする必要ありと直感。marantz Sm-9というちょっと高級セパレートパワーアンプを、その後McIntoshのC29というプリアンプも導入したほどです。 今思うと、スピーカーのパーツがそれぞれ見事な高級品。ツィーターは超音波12万キロヘルツまで網羅するリボンツィーターで単品で販売もされていました。CDは高域20kHzが再生限界ですが、アナログ盤はまだその上の周波数に及ぶ再生音が溝に刻まれていることも多く、超音波域に達するツィーターは水を得た魚の程をみせてくれました。ミッドレンジはベリリウム振動板をセンターからブレないように吊るしたこれまた凝った作りでトップをカットした抜けの良い音、ウーハーは36cm口径。バスレフ。また、上級者向けに、それぞれのユニットをネットワーク回路から独立させて3ウェイのセパレートアンプで鳴らすことも可能だった。いま、3ウェイのデジタルスピーカーマネジメントシステムが手元にあるので、これを最新デジタル技術で鳴らしていたならばどれほどいい音だったか。 親友にとってのJBL 4343は私にとってはこのPIONEER S-955なんです。外装の色も好きでしたね。ニューヨーク駐在時に向こうへ持って行ったほどの、なつかしいスピーカーです。翌年1982年にS-955の改良版S-955IIIが発売されるんですが、バスレフダクトの形状変更や、ミッドレンジとツィーターのクロスオーバーを8kHzから5.5kHzに下げており、リボンツィーターはアルミリボンからベリリウムリボンへ変更され低いクロスオーバー周波数に。リボンツィーターならではサラサラと細かくどこまでも解像度がたかく独特の広がる音像再現はやはり8kHzにあったと思っています。 いまとなれば、もう現在のシステムに軍配は当然のことながら上がります。

la philosophie

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 哲学ってなに? 親友がブログでお勧めしていた「哲学入門」戸田山和久氏による2014年にちくま新書から出版された書籍です。 まず、もののはじめから、わかりやすい。哲学書でこれほどすいすい読める入門書には出会ったことがありません。 まだ、読み出したばかりですが、これはちょっと読んで損はないと思います。キンドル版はお安く読めます。

Les lunettes me sont indispensables. mais à l'hôpital, ce n'est pas le cas.

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 中学のときからメガネをかけています。最初は近視だけでした。しかし高校あたりで近視に加え、乱視も入り込んで、今は近視・乱視・老眼と3つの要素をメガネに求めています。ま、写真で言えばマクロ付きの標準ズームレンズっていう感じです。私はカメラでいうと、ズームレンズより単焦点レンズ派で、その理由は一言でいうとズームレンズの画質にまだ納得が行かないことに尽きます。最近はこのズームレンズならいいかもって年齢とともにすぐ妥協する派になってますけど。 ですのでメガネには全部は望まず、近視のおかげで手元はメガネを外すだけで大きく見えるので、メガネには遠くがまずはっきり見えること。乱視をできるだけ補正することを求めます。この2つで数年前に、ZEISSのメガネレンズで作ったものが今の所ベストです。 カメラレンズでいうとちょっと広角側の単焦点レンズって感じです。病院内では近くを見ることがほとんどなので、メガネなしで歩き回って不都合は感じません。 親友はメガネといえば、老眼鏡姿しかみたことがありません。遠くまで見えていたんだと思います。今晩も親友と聴いた曲も含め、ハイレゾでイヤホンでいろいろ聴いて彼を偲びます。

Faster tunes than slow ones.

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 淡々と点滴が落ちる。2種類の点滴。ひとつは速いもの、もうひとつは遅いもの。 室内に持ち込んで聴くハイレゾの音楽はだんだんというか何かの必然を感じて速い曲の方へ手繰り寄せられる気がしてならない。 親友が小説を書いていたときにトランス系の音楽を飽きずに聴いたのは、そういう何かに追われているような不安な要素が頭に充満していたからなのかもしれない。 いま、これを聴く。Nik Bärtsch  Entendre  entendre アンタンドル フランス語 聞く。聞こえる。どちらかっていうと聞きにいくっていうより聞こえてくる。意識しなくても自然に聞こえてくるようなイメージ。だろうか。 いまの自分が置かれている状況、つまり、点滴台に束縛されて、半ば毒である抗がん剤を一滴、また一滴と、がんの増殖を抑える反面、健康な自分の細胞たちを半殺しにしている。一生を俯瞰するとこんなふうに見えるっていうか、「聞こえる」のだろうか。

Alter Ego.

 アルテ・エゴ。ラテン語。Alter Egoは16世紀に英語にも入り込み、オールター・イーゴーっぽい発音になりますが、親友、別の自分、分身などを意味します。 2回めの抗がん剤治療(点滴)がスタート。この作りがまったく同じ病室(階は違いましたが)窓側のベッドといい、前回のままと言っていい環境にいると自然に、まったく意識しなくても、親友との会話や、彼の笑い声、真面目に語る時の冷静な喋り方を思い出さずにはいられなくなります。こればかりはもう親友ならではのことですから、避けずに真正面からどんとまず受けて、そして、これからの自分のまだある命にこの42年間の蓄積が生かされる、そういう生き方を迫られます。当然のことです。前回より冷静にこの環境下で対処していけそうな気持ちを確保しつづけていこう。そう感じています。

Drip, drip and drip.

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 2回めの抗がん剤治療スタートです。病室の雰囲気は前回と全く同じです。階は違いますが、窓際でベッドの位置は前回とまったく同じです。こういう環境では親友との最後のメールやりとりが思い出され、そうとうに辛いものがあります。

JAZZ HANDS The latest Bob James.

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 ボブ・ジェームズの最新作が発売されていたのでCD(MQA-CD)を購入。 いつものボブ・ジェームズ節というより、fourplay的ポップさに磨きがかかって大人のオーセンティックバータイムのゆとりが感じられます。いま、がん治療中なので飲めないのが残念です。 あまり大きくないブックシェルフタイプのスピーカーを朗々と鳴らすといい感じ。だと思うんです。個人的見解です。

Bonjour Monsieur! Comment ça va ?

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 親友おすすめのブックシェルフ用スタンドは床からおよそ60cmがスピーカーの底辺にくる。もう一台、前から使用中のものは床からおよそ70cmが底辺になるからその差は10cmと書いたとおりですが、たかが10cm、されど10cmで、音楽のもたらす世界観が異なるので驚く。 フルレンジユニットが耳の高さになるのがうちの場合床から60cmで、新しいスタンドがぴったりの高さ。高さが揃うと、そもそも音楽の解像度が違う。きめ細かにピントが合ってくる。見た目も上から目線で見下ろされる感覚から正面に鎮座するスタイルはまとまりがよく、可愛らしい感じさせする。 土曜の朝はフランスのジャン・フィリップ ラモー作曲、ルイ15世のオーケストラ曲集。イコライザーの設定は細かい設定をオフ、フルレンジはツィーターとのクロスオーバーを外し上まで伸び切った設定にする。つまり、フルレンジ+コンデンサー一発でツィーターを繋ぐという親友得意のわざで音を出す。きりりと冴えわたる弦楽器。これが親友サウンドの代表例だ。彼のところではもう二度と聴けないけれど、設定を変更することで彼らしいサウンドを自宅で再現できる。あの白いスピーカーを是非ともここで鳴らして親友サウンドと共生していきたいとつくづく思う。 数曲聴いて、フルレンジとツィーターをクロスオーバーさせ、お互いを6dBで減衰させて、あとは高音域全体になだらかに落とす。やっと我が家のサウンドに。やはり自分のサウンドは落ち着きますね。

Only 10cm difference.

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 前のスタンドと今朝届いたスタンドの違い。たった10cmほど低い位置になっただけなんですが。まず耳の高さにメインのフルレンジが来る高さになり、直接生々しい音が耳に飛び込んでくる。低域の響きかたがぐっと増す。イコライザーで床からのかぶる低音をうまく絞りこむ必要がありそうだ。 そこらへんをまとめることができればジャズ、ロック、クラシックまでカバーする範囲がいままでよりもっと柔軟性を帯びてくるだろうと思う。

One classical concert evening in my living room.

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 親友を偲び、昨晩もクラシックを聴き続けました。 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ミルシュテイン、アバド・ウィーンフィル。 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 バックハウス、ハンス・シュミット・イッセルシュテット ウィーンフィル 音楽を鳴らし始めると、まるで隣に親友がいるような雰囲気になり、彼のいつもの行動のようにイコライザーを調整し、戻って聴いてはイコライザーを調整する、そういうモードに自分がなっている。彼のおかげなのか、共同作業のおかげなのか、我が家のリビングルームはコンサートホールの雰囲気になった。まえのJBLでは音の力が強すぎて後ろに広がる空間までは再現できていなかったことにとことん気がついた。 今日は親友のサイトで推薦していたブックシェルフスピーカー用のスタンドがアマゾンから届きました。さっそく組み立ててメインスピーカーを設置してみました。

Usus est magister optimus. Or, Usus magister est optimus.

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 ウースス エスト マギステル オプティムス。経験は、最良の教師である。 いまなお、SOUNDFRAILを何回も読み直しております。ま、キーボードやトランス系の音楽はちょっとね、って感じる反面、見落としていた事実や私が軽んじていたことへの新たな気づき、など必要最低限に絞られた文面の行間からは宝物の情報が溢れ出てきます。 その一環で。これは誰もが持ってていい、計測する必要があるオーディオ再生に必須のレーザー距離計です。これで測りなおしたところいつも右側のスピーカーが15mm程度左側に比べて奥に設置して聴いていたことが判明。スピーカーを前後に移動したときなど、ちゃんと計り直した方がいいですよ。

Die Musik, die ich gestern zum Abschied gehört habe.

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 昨日は私のオーディオにとって特別な日でした。これほど長い時間、オーディオでクラシック専門に鳴らし続けたことはかつてなかったと言っていいほどでした。 午前10時頃から音楽再生開始。 1.「フランシスコ・ザビエルの東洋への道」と題したもので、ザビエルの誕生からイエズス会の創立までを音楽で表現したもので、1500年代のスペインに代表される音楽によって綴られており、静かな中に荘厳さが漂います。 2 メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」より第4楽章。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 正午少し前より。 3 モーツァルト:レクイエム ジョルディ・サヴァール指揮 ラ・カペラ・ナシオナル・デ・カタルーニャ、ル・コンセール・デ・ナシオン、ほか 4 フォーレ:レクイエム ミシェル・コルボ指揮 ベルン交響楽団、ほか 夕方より 5 ラ・スパーニャ:グレゴリオ・パニワグワ指揮 アトリウム・ムジケー・ド・マドリード 6 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」カール・ベーム指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 7ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 8 ヘンデル:メサイヤ クリストファー・ホグウッド指揮 オックスフォード・クライスト・チャーチ合唱団、エンシェント室内管弦楽団、ほか 以上です。 はじめに予定していた、ハインリヒ:シュッツ(1585 - 1672)が旧約聖書の詩篇に基づいた曲集「デビデ詩篇曲集」から、「涙をもって種まくものは」日を改めて聴くことにしました。 親友の冥福を心より祈ります。

Karajan oder Böhm?

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 親友はカラヤン・ベルリンフィル派だったのは間違いないところで、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスなどベルリンフィルを指揮するカラヤンの姿はどうも親友に似ているような気がする。 そこへ行くと、音楽の解釈というかウィーンの雰囲気が好きな私はベーム・ウィーンフィル派であり、それでもお互いの良さを認め合うっていうかいいものはいいって。笑 で、違うことに大切な意味がある。そういう暗黙の了解があった。

Die mit Tränen säen, werden mit Freuden ernten. Psalm Davids SWV 126: 5-6

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 大好きはドイツの作曲家 ハインリヒ:シュッツ(1585 - 1672)が旧約聖書の詩篇に基づいた曲集「デビデ詩篇曲集」から、「涙をもって種まくものは」を今日のラストに聴きたい。 涙をもって種まくものは、喜びの声をもって収穫を得る。 彼らは泣きながら出て行って、種をまくが、 収穫の束をたずさえ、 喜びの声をあげて帰ってくる。 その前に、正午から親友の納骨式と、奥様から伺いましたので、穏やかなフォーレのレクイエムと、何回もいろいろな名演で聴き馴染んだモーツァルトのレクイエム、その他いろいろを彼と一緒に聴きつづけたい。

Machine manufacturers and electrical manufacturers.

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 大学を卒業して最初に就職したのがカメラメーカーだったCanon。ですから、デジカメに至るまでF-1 および FDレンズ群には随分お世話になった。未練はないけれど。 いま、使用中のデジカメはSONY αシリーズで7から数えて7R,7RII, 7RIII, 7RIV, 7RIV(A)途中でα1もあったから7台目になる。何がなんでもSONYかというわけでもなく、単に大好きなZEISSのレンズが使えたからというのがここまで続いてきた理由。 いま、ボディメーカーとして考えるとフィルムカメラからデジカメへ引き継ぐメーカーは「機械屋」、ソニーは「電気屋」という構図だと思うんです。モノとしての魅力は断然、電気機器より精密機械としてのカメラにある。 いま、自分が、がんを患ってあと何年もつか。をちょっと考えると、デジカメも最後は「機械屋」それもNikonを中心に使って、あのNikkorレンズ群にお世話になってみたい、などと考えるのであります。