Double Bass Reflex Speaker Enclosure with 8cm Full Range Speaker System
月刊ステレオ誌の毎年8月号の企画であるスピーカー工作のシリーズ。会社を定年退職した2016年、この企画に興味を持ち、バックロードホーンのエンクロージャーを作った。付属のM800というFOSTEX製メタル振動板8センチのフルレンジユニットを使い、一応バックロードホーンていうのはどんな音なのかを素人日曜大工のノリでやってみた。
結果は惨憺たるもので、立て付けの悪いエンクロージャーは空気漏れがあり、安普請の和室みたいで、どうにも品位に欠け、聴けたものではなかった。これはユニットのせいではなく、自作のバックロードホーンエンクロージャーに問題があったということに尽きる。
FOSTEXはそういう貧相な思いをしたファンをしっかりフォローしてM800-DBというダブルバスレフの高品位な箱を用意してくれました。ユニットをこの箱に取り付けて無事に救済することができました。
昨日、床から70cmのスタンドにこの小さくてかわいいスピーカーを乗せて、メインシステムばりに本格的イコライジングを行って左右独立のパワーアンプで駆動するととても”お値段以上”的サウンドになりにんまりしております。
小編成のバロックや室内楽、小編成ジャズなど、びっくりもので、コンサートホールの雰囲気を再現。おそらく親友も近くで耳をそばだてて「へぇ、なかなかやるじゃないですか。しっかりコントロールすればどんなスピーカーだってちゃんとなるのにねぇ。」って呟いてると思います。スピーカーをあれこれ使って、それぞれの世界観を引き出す趣味としてのオーディオ。親友のオーディオ道がだんだん乗り移ってきたかも。(笑)
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