The lost tapes. Rudolf Serkin played Beethoven in his late years.
The lost tapesとあります。ゼルキンの最晩年の録音、信じられないほど澄み切った透明な音の重なりに心を打たれました。まだワルトシュタインを聴いただけですが、第3楽章は全く新しく耳にするに等しいほど痺れました。
自分の録音がこの世に出ることを渋々承認していたゼルキンだそうですが、この録音は闘病生活もあり、とうとう本人の承認を得られることなくお蔵入りになっていたそうです。ご家族のご承認を得てリリースされたとのことです。
ベートーヴェンのピアノソナタでワルトシュタインは色々な演奏で耳にしてきました。ホロヴィッツ、バックハウスなどなど。しかし、最初の出だしからこれほど鳥肌の立つ先鋭かつ透明で高貴な演奏は聴いたことがありません。
ほんとうにおすすめします。
コメント
コメントを投稿