投稿

12月, 2022の投稿を表示しています

JBL 2405H with new metal stand.

イメージ
  ヤフオクで見つけた6mmの重厚な金属スタンド。雰囲気も2405にぴったり。立ち上がりの鋭さに拍車がかかる。 新しい自分だけの音に使う。スタンドが新しいとスピーカーそのものが新しいように感じるのは不思議。

Rogers LS3/5A

イメージ
 今こうして大きな箱からちょっとスケールダウンしすぎた感のあるFOSTEXの超小型スピーカー(8.5cmフルレンジ)を眺めていると1980年代半ばで使用した英国Rogers LS3/5Aをしばし思い出している。 低域10cm 高域2cmドームって当時なにこれって最初は感じたものの、英国紅茶の燻した香りがなんとも弦楽器にいい翳りを与えていたし、なにせパワーアンプはニューヨークで購入したMcIntosh MC2255だったから米国の分厚さを補っていてそうとういいバランスだったと思い返している。思い出して気になっていることはLS3/5Aのインピーダンス 15Ω(BBC規格)でそれだけではないと思うけれど音離れのいい、要は気っ風の良い鳴り方で愛着を感じたものだった。 いま、リビングでなっているFOSTEX M800と専用箱およびリボンツィーターは両方ともスピーカー端子のプラスとマイナスを逆にして接続。なんちゃってJBL接続にするとひっそりと影のある冷静なっていうか大人のバータイムのようでいい。これもJBLで学んだ手法のひとつか。 新しいシステムのフルレンジスピーカーは20cmもいらないんじゃないかとか、上にのせるJBL 2405Hには漆黒のメタルスタンドがいいんじゃないか、いろいろ妄想して2022年の年の瀬を忘れて音楽三昧している。

FOSTEX M-800 8cm Full range speaker unit and M800-DB Speaker box

イメージ
 JBLプロフェショナルを卒業していまこんな感じで音楽を楽しんでいる。 5年ほど前のステレオ誌8月号のスピーカー自作キット用にFOSTEXが初めてアルミのコーンで設計したたった8cmのフルレンジユニット。バックロードホーンを自作してならしてみたが、あまりのだらしない音で大いに落胆したのを覚えている。でも、ペアでたった2,700円のアルミユニットはFOSTEX始まって以来の力作で、音の立ち上がりと透明度の良さはさすが金属振動板!なので、FOSTEXがこのユニットをそのまま終わらせてはいけないって考えたと思うのですが、専用のダブルバスレフボックスをペアで¥11,000くらいで販売したので、買って自作の箱からはずしてこれに装着してみた。 結果はたった8cmでもダブルバスレフにするとこれほど豊かな低域がでるんだっていうことで驚いた。 いま、この組み合わせの上にリボンツィーターを乗せて2ウェイで鳴らしてとても楽しい。 新たに購入したスタンドの高さもちょうどよかったと思う。ちょっと目から鱗状態でびっくりして音楽をあれもこれもっていうノリで聴き直している。

Frohe Weinachten! (Merry Christmas!)

イメージ
 エムズスピーカーでクリスマス音楽を。 柚香さんコレクションのStocking by the fireは2007年スターバックスで販売されたCDで、レイ・チャールズ、エラ・フィツジェラルド、ディーン・マーチンやジャック・ジョンソンなど、往年の(失礼!)戦後アメリカのファミリーが一緒に聴いている幸せな時間を思わせてくれる貴重なCDで、虜になりました。 自分のクリスマス音楽集といえば中世の地中海クリスマス音楽集やドレスデン合唱団によるハンリヒ・シュッツのクリスマス音楽集などお堅い音楽ばかりなのでめちゃめちゃほぐれます。

The other music playing system in my living room.

イメージ
 次の装置をどうするか。その前に今手持ちのスピーカーでできる限りのことをやろう。 使うのはM's speaker systemである。直径20cm 長さ40cmの完全手作り円筒形で蓋や底辺に相当する部分に10cmのフォステクス製ユニットが装着されている。フルレンジなのでネットワーク回路はない。これをワイングラスキャビネットの上に設置した。床から2m以上ある。 このスピーカーは円筒形であるから放射音として部屋全体に鳴らす。2008年頃に購入してほぼ放置プレイ状態だった。柚香さんが「お太鼓ちゃん」と呼ぶこのスピーカーはメインシステムの横でたまに引っ張り出される可哀想な子だった。14年後、メインとして熱い視線を浴びている。天井に近い、音響について何も考慮されていない(はずの)キャビネットの上でどういう鳴り方をするのか。まず和室6畳などで経験するブーミーな低音に気が付く。 そういう時はシンプルなパラメトリックイコライザーが隔靴掻痒状態を一気解決状態に持っていってくれる。自己流ではあるが「4kHzを中心に上下倍数の耳につく音理論」というのがあって4kHz,8kHz下は2kHz, 1kHz, 500Hz,250Hz,125Hzと調整ポイントが見える。だいたいの補正ができたらあとの微調整はなんといってもグラフィックイコライザーの登場である。 この2つの調整方式がまったく異なるイコライザーは音楽とオーディオを愛好する方々には必須アイテムであることは長年に渡って親友が口を酸っぱくして述べているとおりである。 さて、来年はメインのシステムとして、①まずお金をなるべくかけない②バスレフのブックシェルフをつかう。③フルレンジユニットの口径は16cm~20cmとする。を基本方針として考えていこうと画策している。アンプや調整機材は現用をそのまま使うことにした。 ま、年齢相応に断捨離傾向を考えつつ、自然に音楽を楽しむ方法を見出したい。自分なりに。

Farewell to my JBL E130

イメージ
 同じ15インチのフルレンジユニットでも、タンノイのデュアルコンセントリックとバロー・ランシングが手がけた130(私のはE130ではあるが)はまったく音楽に向き合う方角が異なっている。タンノイが奏でる音楽の中でピアノの芯がちょっとブレるっていう納得のいかない部分は最初から見えていた。オーケストラサウンドの素晴らしさと木管楽器や金管楽器のみごとに艶やかな音に魅せられてピアノ曲をあまり聴かないことで満足していた。これは事実。 生活にいろいろ疲れが見えてタンノイの音も乱れに乱れた2001年、JBLプロフェッショナルへの道を開いてくれたのが親友だった。あれは本当に明日への扉が開いた瞬間だった。 JBLが自宅で鳴り出して即座に気がついた。ピアノの音がいい。ピアノメーカーの違いも描きわける。ただちょっと音量を上げるだけで音響がもりもりとあがる。通常のボリウムが8時くらいに下がった。JBLのおかげでロックからユーミンまで音楽のジャンルも増えた。小音量でいかにこの暴れ馬をコントロールするかが最大の課題だった。 あれから21年。JBLとはお別れすることを意識した。20年以上同一のシステムを聴き続けたのはJBLが最初でおそらく最後になるだろう。いろいろと世話になった親友にまず、その節は救われました。ありがとうと礼を述べたい。 さて、そのあとどうするか。次回につづく。である。笑

My new music playing system. Simple, though.

イメージ
 10年、20年という節目で自分のオーディオシステムががらりと変わる。 1990年一生使うつもりで英国のTannoy社Canterbury 15を購入。11年使用した。 2001年一生使うつもりで米国JBL Professional Eシリーズ E130 フルレンジ および 2405Hツイーターシステム導入。21年使用した。そして2022年12月。JBLを卒業した。 さて、2023年からどうしようか。ま、マンション住まいだし、大きな音に耐えられる体力も無くなったし。 若い頃から高域の分解能に関心があり、高域ユニットにはこだわりがある。 フルレンジユニットで鳴らすバスレフが好き。それにホーンツィーターをプラスした音が好き。 これをテーマにして安くまとめたい。もう、年金暮らしでゆとり無いから。 JBLフルレンジユニットをオークションで出荷するラストの箱写真。 なかなか。