投稿

6月, 2023の投稿を表示しています

ATOM HEART MOTHER IS ON THE EDGE. Morgaua Quartet

イメージ
 モルゴーア・カルテット(モルゴーアはエスペラント。正しくはモルガウア=明日の) ロックの名曲を弦楽四重奏で。え!日本の四重奏団! ロックはクラシックだ。逆も真なり。弦楽四重奏はロック。67歳のおっちゃんは室内楽にもロックを見出した。 いいよ。これ。

Light in Babylon. International band that formed in 2010

イメージ
 ライト・イン・バビロン? イスラエル人シンガー、フランス人ギタリストそしてサンチュール演奏のトルコ人がイスタンブールでユーチューバーとして演奏。いつのまにか大ヒットで世界的に有名に。7月に初来日をはたしますが、チケットは東京では売り切れ。 ネットでCD音源をダウンロード購入。 ま、聴いてみないとね。 https://www.facebook.com/photo/?fbid=787008979457394&set=pb.100044448968908.-2207520000.

Magnet types used in speaker manufacturing.

イメージ
 親友のブログで触れられた最新の投稿が大変興味深い。 1970年代までスピーカーの磁石といえばアルニコだった。希土類金属が高騰してきたので大方のスピーカーはアルニコからフェライトへと転換を図るしかなかったと聞く。JBLも然り。 もともとアルニコが当然だったところへフェライトの磁石が登場。けれど、当時フェライト臭っていう表現はなかったと個人的には記憶している。 2001年に購入したJBLのプロ用ユニットはすべてフェライト磁石だった。なので、うちのツィーター2405Hもフェライトである。それともう一つFOSTEX T900Aはこれはアルニコで、タンノイのカンタベリー15を聴いてきた流れでいうと個人的にはT900Aに俄然軍配が上がる。はずである。が、そうではない。 なんと言っても構造上の凄さというか。2405はアルニコだろうがフェライトだろうが2405臭さがすごいのである。(笑) 20年以上このユニットを使いこなしてまだ飽きがこない。これからも大切にするであろうユニット。で、アルニコのT900Aをまだ持っているのはこちらには2405が逆立ちしても出せない音の色彩というか艶やかさがある。磁石の違いだけではなくこちらも構造上のすごさだろう。FOSTEXはフルレンジユニットがほぼフェライト磁石製で、数少ないホーンタイプのツィーターにアルニコを使う。この意味を嚙んで含め、使い分けていきたいと考えている。 改めて思い直すとアルニコは金属の鋳造で作られているが、フェライトは酸化鉄などを焼き固めたものでセラミックス。逆起電力に対してアルニコは金属なので回避できるけれど、フェライトはそう簡単ではないらしい。でも、聴いている分にはそれはちょっとどうかな?って。 よくわからんし。(笑)

Château de Versailles Spectacles

イメージ
 ヴェルサイユ宮殿がその活動の一環として起こした音楽レーベル。 ルイ王朝とくにルイ14世の頃の典雅なフランス王朝音楽を中心に輝きのある音響でいま、推し中のレーベルです。録音も2020年あたりからの新しいものが多いのでオーディオ的な聴き方もできると思います。 まず、ジャケット買いで3枚。(笑)

OMG. Suspended Publication of the Record GEIJUTSU.

イメージ
今回のお題は「レコード芸術」の休刊。1952年3月に刊行スタート。この雑誌でずいぶんと音楽批評を読み、音楽をどのように聴くかを文章を読むことで学んできた。こういう媒体はもう時代に則さないのだろうか。若い世代にも届く新しいやり方でクラシック音楽に親しむ文化は継続してほしいとつくづく思います。

Still buying CDs.

イメージ
 PCM 16/44.1kHzはまだ終わってない。圧縮もしていないCDはピットが正確に刻まれるとめちゃめちゃ鮮度が高い音が得られる。そういう思いがあります。DACでアップサンプリングして耳に馴染む音で聴くことができる良さもあります。CD自体の耐久性はわかりませんが。 LPに対する若い人々のアプローチも素敵だと思います。50年ほど前、LPプレーヤーの性能がぐんと上がった頃、同じLPでも再生するプレーヤーが異なるとまるで違う世界が展開されるのは良くご存知の通りです。カートリッジごとの差ももっと明快で、宝石のようにカートリッジ収集も楽しいものでした。いまならDACを変えて楽しむみたいな感じでしょうか。 古楽のCDで録音が新しいものを中心にまだCD買ってます。今回は英国の戴冠式に合わせ、なんとフランスのヴェルサイユで録音されたCDを聴いてみます。曲は過去の英国王のためのものですが、途中のナチュラルトランペットのファンファーレなどを耳にするとああいい気持ちっていう感じがします。 ま、個人的見解ってやつです。(笑)

Ti piace il Prosecco?

イメージ
 シャンパーニュとはまったく異なり、プロセッコはイタリアのヴェネト州で有名なスパークリングワイン。ぶどうはグレラ種が主体で、タンク加圧製法で泡をギュッとワインに押し込む。 お値段は1,000~2,500円くらいで品質がいい。年金生活者にはもうシャンパーニュなんて言ってられないのでこれからはプロセッコです。イタリアにはスプマンテっていうちょい甘のスパークリングもありますが、そっちはだめ。はっきりいっちゃいます。プロセッコがいいんです。

Eli Sauce. Famous sauce from Okinawa.

イメージ
 麻布十番のNISSIN World Delikatessen で販売されているエリ・ソース。沖縄、宜野座で製造しているソース。ネット検索ではアマゾンやヨドバシのサイトにもある有名なソース。 辛いバージョンを早速購入して鶏肉の手羽を焼いてソースにディップ。辛いけれどうまい。サンドイッチにも何にでも使えそうです。 スペインの「8と2分の1」っていう1,500円ワインにぴったりでした。このワインはおすすめですよ。 鳴らす音楽は最近パッとしない天気を吹っ飛ばすヘンデルの2枚。特に戴冠式アンセムは最高。最近のチャールズ国王のためのものではなくヘンデルが1727年ジョージ2世戴冠式のために作曲されたものですが、この時期にしては編成がでかい!合唱35名、弦20名、オーボエ5、ファゴット6はまだしもトランペット8名、さらにティンパニ2組。演奏は痛快。ファンファーレのど迫力。暑さや湿度の高さをしばし忘れるに十分でした。

Besos de Cata (Kisses of Tasting) Malbec.

イメージ
マルベックといえば昔はボルドー、いまはアルゼンチン。 もともとミネラル感のほうが果実感よりちょっと強めで、赤く濃いベリーに土臭さがチラッと乗る印象ですが、このワインはすっきりと現代的マルベックです。 Besos de Cata (Kisses of Tasting)とは意味深な名前でべちょ〜っとしたラベルもなかなかです。 購入のきっかけがキスマークで買った後でアルゼンチンのマルベックと知りました。ま、ワイン選びはこんなもんです。 ワインの名前を和訳すると「試飲でチュー」みたいな。(笑)

Burnt Basque Cheesecake shop in Nishi-Azabu. Open on Sundays.

イメージ
 訪問した日曜日がオープン初日だったそうで。素通りするはずがバスチー食べつつスパークリングでお店のスタッフさんと盛り上がりました。また、来週もね!って。 バスチー先生のお店っていう名前の通り、お酒にあうバスチーがあります。スペインのハモンセラーノのせバスチーっていうのもあって、来週はこれにワインだな(笑)。 西麻布の交差点から六本木へ坂をちょっと登ったところにあります。平日は違うカフェやってるので日曜だけよ!ってことです。

Do not stay long in a Roundabout. True.

イメージ
 ラウンドアバウト:信号機がない環状式交差点。 30数年前、フランス留学時、ドライブではよくありました(ロン・ポワン)。交差点を回りながら目的地方向を示す標識をみつけ、その方向に進むんですが、パリとかリヨンなど大都市の標識しかなく、次の標識でAutres Directions (その他の目的地)と片付けられているのをあちこちのラウンドアバウトでみると、どっちに行けばいいのかわからず回りながら本当に目が回る思いをしました。事実、それ以外としか言いようがないって片付けるフランス流に泣かされながら目がまわってました。 2日前、Round About Bartok というCDが届きました。どういうアレンジなのかネットにはそういう情報はなく、まあ、聴いて判断しろってことなんでしょうけど、クラシックの室内楽っぽい出だしでした。CDのタイトルはRound About でラウンドっていう言葉ですが、曲にはアラウンドって、本当に周回する感じ。2000年録音の割に抜けが良く上質感があります。

Mari MIHARA ---Grand Prix Chartres 2012

イメージ
 5月にサントリーホールで聴いたMari MIHARAさんのパイプオルガン演奏は今月の別の方の演奏より個人的に印象がぐっと深く、MIHARAさんのサイトを見てみました。 彼女は 2012年第23回シャルトル国際オルガンコンクール(演奏部門)にてグランプリを受賞。その後、ヨーロッパ各地のオルガンフェスティバルに招待され、演奏活動を続けているそうで、 2013年シャルトルのノートルダム大聖堂で録音を行った本CD Ctesibios社CTE-068は、フランスの論集雑誌"L'Orgue"でも取り上げられ、「聞く度に喜びを得ることのできる、稀有なCDである」と高い評価を得ているそう。サントリーホールより残響音が荘厳で、オルガン演奏の揺るぎなさはこうあるべし!って納得してしまう完成度の高さだと感じます。 しかし、フランス人の切手の貼り方はめちゃめちゃで、大好きです。 ​

Bartók mint a magyar lélek. (Bartok as the Hungarian Soul.)

イメージ
  2021年にバルトーク生誕140年を記念してワーナーがバルトークの主要作品を集め、作品の特徴を聴いて確かめようとする人々へ提供するCD20枚のボックスを発売。もう入手できないかと不安もありましたが、在庫わずかのところなんとか間に合いました。 個人的な印象ですが、バルトークは作曲にあたり冷静に俯瞰して捉えている曲の構成を感じる(恐らく黄金分割や中心軸システムとのつながりがあると思われ)アンサンブルがとても理知的整然さにあふれます。不協和音ですら水出しコーヒーで作ったコーヒーゼリーのような艶と透明感も感じます。多くの曲が複雑怪奇。しかし自らコダーイと共にハンガリーの民謡を調査し、採譜し、民族学研究者としての顔も残し、多種多様な方法でハンガリー伝統音楽を感じさせるフレグランスを曲の随所に醸し出していると感じます。 好きな部分は、例えばピアノを打楽器のひとつとしても使う。パーカッションの強烈な使い方。金管楽器群の分厚さと透明な響き。弦楽器の芯の強さ。などなど。 このボックスには合唱曲、歌劇、器楽そして自作自演を含むヒストリカル録音も含み、興味は尽きません。 ナチズムと共産主義を嫌ってアメリカに渡り、極貧の中、白血病で1945年に生涯を終えましたが、亡骸はナチズムと共産主義が残っている限りハンガリーには移さないように。とのことでニューヨーク北部ブロンクスのファーンクリフ墓地に埋葬されていましたが、1988年ブダペストのファルカシュレーティ墓地に再埋葬されたことは記憶に新しいところです。

Bartók, ECM or Jazz

イメージ
 バルトークはその作曲に「黄金比」を使ったと言われます。弦チェレほか、それを見つけて分析されている論文はやまほどあるそうです。 黄金比、黄金分割は調べると1:1.6.... と数字ではわかるんですが、これがどうしてヨーロッパ人にとって美しい比率の代表なのか。日本人には白銀比率(大和比)の方が美しいらしいですが。よくわかりません。 好きなECMのアルバムにヤン・ガルバレクやチャーリー・ヘイデンのFOLK SONGって割と地味なんですが、それに関連すると思われるMAGICOも聴いていてふと、バルトークの世界観を想うことがあって、調べました。ジャズとバルトークはかなり研究されているようなのです。 そしてリッチー・バイラークのアルバムにRound about Bartokなんていうのを見つけたら欲しくなりアマゾンでポチりました。まだとどいてないんですが。 バルトークにはまだ謎があります。「中心軸システム」? これはまた調べないと。

ECM1006 Wolfgang Dauner OUTPUT. (Etwas jenseits des Verständnisses.)

イメージ
1969年にマンフレート・アイヒャーがECMを設立。その翌年、ドイツのヴォルフガング・ダウナー(1935-2020)の作品、その名前もOUTPUTがリリースされます。これ、本当にECMですか? ジャケットがまず汚い。というかアグリーでとてもアグリーアブルとは言えません。 そしてもっと不安になることがあって、なんとベースはエーバーハルト・ヴェーバー。 ちょっとなにが起こったのか訳わからんですね。 曲を聴いても「なんじゃこりゃ〜」の繰り返し。1970年すでに時代を超越したというか、時代錯誤というか。1回聴いたらお蔵入りのECM代表に近いかも。です。