Time moves on, regardless of personal circumstances.

 一昨日の15日は急逝した親友の月命日。とにかく時間っていうやつは個人の事情にまったくお構いなく進んでいく。

来週は3回目の抗がん剤治療(点滴)で1週間入院が控えている。抗がん剤ははっきりいって毒なので殺す相手は癌細胞だけではない。真面目に働いている正常細胞をもばっさり殺しまくる。自分の遺伝子ががん細胞にも密接にからんでいる(どうからんでいるかはまだ現在の医学でわかってない)けれど、痛い、苦しい思いをしないといけないのはどの病気も同じようだ。

クリスマス一色になった東京の繁華街をはすに構えて、自宅でfourplayのクリスマス曲集をかけて一年前の自宅オーディオシステムと全く世界のことなる音に驚き、これでよかったと胸をなでおろし、来年の自分はどうなろうと、なるようにしかならないけれど、明るく生きよう。などとがんになったおかげで実に神妙なことを語っている。

晴れた昨日、自宅から散歩がてら、今月開業予定の「麻布台ヒルズ」を興味本位で見て回った。中には関係者しか入れないので野次馬的写真しか撮れないけれど。

まあ、こうやって時間はどんどん進んで、2023年も終わる。来年は親友の亡くなった68歳に自分も追いつく。次の命日はすぐやってくる。自分のオーディオは親友に語るだけの進化を遂げつつあるのだろうか。親友は語らず、微笑み、すぐ後ろで見て、聴いている。



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