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October evokes lots of different memories from the past.

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 2年前の10月は大変な1ヶ月でした。まず自分ががんに罹患して抗がん剤治療が始まったこと。最初の抗がん剤点滴で入院中、親友が突然亡くなったこと。それは最初の治療を終えて退院する前日の午後でした。あまりにもあっけない親友の死。受け入れられないまま抗がん剤治療の入退院を繰り返しました。翌年、2024年1月にがんの手術。2月上旬退院。そして再発することもなく現在に至っていますが、今のところっていう途中経過のお話であります。今年は親友の墓参りに是非にでも行きたい。自分の頭の中ですら、彼の存在がどんどん薄れていくような寂しさを打ち消す意味からも是が非でも行かなくてはならないと思っています。 最近はCDをよく聴きます。親友がネット配信音源を聴くようになってからも音源としてのCDにこだわり続けたように。彼が好んだジャンルではないですが、フランスのヴェルサイユで収録したルイ王朝時代の宮廷音楽で癒される毎日です。なんというか、親友と一緒に聴いていなかった音楽は思い出す辛さも少ないからでしょうか。 最近漠然と思うオーディオの関心事は、真空管アンプの角のない、艶があって、独自の親近感を覚える理想郷的世界に自分の目の前の機材の一部を変えてみたいこと。ま、年金暮らしの身には逆立ちしてもできない芸当ではあるんですが。 また、デジカメはだんだん重量がきつく思うんですが、まだまだ体が動く限り、できれば10年程度は持ち歩いて撮影して一喜一憂していたいです。ボケなければいいんです。そこはかなり怪しいですね。

Profitez de vos objectifs à mise au point manuelle.

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 オートフォーカスが当たり前のデジカメ時代ですが、一部のレンズメーカーから個性的でありながら最新の光学技術を駆使したマニュアルフォーカスのカメラレンズが発売されているのはうれしいです。NOKTON 40mm F1.2 Asphrrical RF-mountは50mmでもなく35mmでもない、ちょうど痒いところに手が届く感じです。開放F値のF1.2という明るさはかつてキヤノンに勤めていたころに使ったFD55mm F1.2 Asperical レンズを思い出します。青春時代の代表レンズでした。なんて。 あまり一般受けしないレンズでピント合わせをも楽しむ。年齢的に何も急ぐ必要もない。悟りは開けませんが、時間をかけて、心にゆとりを持ってファインダーを覗きながらとろけるボケ味ににんまりしております。

Configured by one brand units.

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 猛暑だけでなく、豪雨さえも東京を襲う。そんな時代です。それに加えて、がんの手術後はどうしても毎食後の自分に覆い被さってくる血糖値の乱高下というか、ダンピング症状の辛さにどうすれば気がまぎれるか、どうこらえるかでいっぱいいっぱいで、自分のオーディオの仕組みやユニット構成をこうしたらどうか、ああしたらどうか考える、それを後回しにしてしまいがちです。 今月はバロックをしばらく中心に聴くために、トゥイーターをJBLからフルレンジユニットと同じFOSTEXに交代して最初はバッハの無伴奏チェロ組曲を聴いています。血統書付きとまではいえませんが、同じフォステクスのにおい、几帳面かつ真面目。それを思います。でも、とてもいいんです。聴いてる曲がバッハ大先生です。それもありえます。折り目正しいシャツを着こなすような。たまにはこういうことやらないと。親友も「装置のまえでなんにもしないなんて。あれこれやることいっぱいあるんじゃないですか。やってみましょうよ。ね。」そう言われている。そんな気がします。

Connecting cables, both analog and digital, need to be shorter.

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 食道がんの抗がん剤治療の時に病室で使っていたポータブルDACです。今までは最短でも60センチの長さのケーブルでMacと接続して音楽聴いてましたが、DACに付属の超短いケーブルが届くようにして繋いで音を出しました。まあ、やってみるもんですね。音の鮮度がぐんと上がりました。鮮度の高いフレッシュな音。長いケーブルは信号の鮮度を落とすんでしょうかね。きっと。

OFFRAMP : a short road that is used to gradually slow down after leaving a highway

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42年前、親友との最初の出会いで聴いたパット・メセニー OFFRAMP 親友が亡くなった当日、がん研中央病院で私も点滴を受けながらこれを聴いていました。無意識の中の符合というか。出会いと別れ。出会いのときから出口が予想されていたかのような。

Joseph DROUHIN

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 二十歳の頃からブルゴーニュワインはこれでした。父の会社が輸入したフランスワインだということで最初はこの会社がブルゴーニュワインの御三家のひとつだとは全く知る由もなかったんです。しかし、この味がワイン試飲の基準になってくれたおかげで、オーディオにも繋がる基準が親友との間に確立することができました。 がんの治療で約1年半、お酒を飲めない状況でしたが、今月の検査結果で担当の先生から「大丈夫です。」とお酒について許可がでました。麻布十番のお店でたまたま半額だったこのワイン、ひさびさに見るエチケットで、感無量といったところです。ピノ・ノワールの親戚ともいえるガメイですが、なつかしさでいっぱいです。 親友がこのDrouhin について書いてくれていることはとてもうれしい、のひとことに尽きます。

DCX2496 & DCX2496LE

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 新しく購入したDCX-2495LEの使い方は全く今までのDCX2496と同じなので、設定が楽ではありますが、パラメトリックEQ設定やクロスオーバーをいちいち同じ設定にしなくてはいけないのがちょっと面倒ではあります。せっかく2台揃ったので、贅沢にモノラル設定で使ってみることに。上が新しいものでとりあえず左チャネル用とします。下が今までのもので右チャネル用に設定。片方のチャネルのみを使うのでそれぞれの右側はMUTE(赤いLED表示)にしてあります。ぱっと聴いた限りですが、セパレーションの良さが際立ちます。デジタル機器でも左右の干渉(クロストーク)はあるんでしょうか。数日この実験を続け、最終的には新しい方にまとめて1台でつかうつもりです。 の、はずでしたが、あまりにも音がいいため、2台使いを継続することにしました。同じ機材を縦に2台並べて使うのは親友の得意技でもありました。

Михаил Васильевич Плетнёв: Mikhail Vasilievich Pletnev 

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 親友が良く聴いていたプレトニョフのピアノ。さすが、天才!このディスクは彼があの世に去った2023年10月の録音です。数日前からアンプ(D-45)の電源を落とさずこのラフマニノフを聴くと、隣にいつのまにか親友が並んで聴いている。そういう感覚になります。

It's only 8 years, but it's still 8 years.

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 我が家のオーディオの根幹部分といっても過言ではないスピーカーマネジメントシステム、ベーリンガー社のDCX2496は2代めのもので、最初は親友から勧められて購入したものの使い方がわからず、納戸にお蔵入り状態でした。2017年5月、彼が我が家にやってきて当時のJBLメインスピーカーの微調整をいろいろとやってくれました。その時、初代のDCX2496を納戸から復活させたのですが、ノイズがパチパチとうるさくて使い物にならず、新品を購入しなおした経緯がありました。その2017年から8年、今また2代めがときどきパチパチいいだしました。そろそろ世代交代かも。 写真は初代といまの2代め。3代めはデジタル入力を省いたコスパバージョンにします。

The importance of motivating each other.

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親友とはお互いに刺激し合って40数年。喧嘩もいっぱいしたけれど(笑)、押しかけ女房的に私のリスニングルームに来てはいろいろ面倒を見てくれました。プロのオーディオ業界でやってるテクニックを教えてもらったし、ちょっといじっただけでこんなに音は変わるっていう世界を共有することもできました。写真は2017年5月。「これから、仕事のあと、東京に行くので、おじゃましてもいいですか?」って。私のリスニングルームに来て、当時のスピーカーの配置の難を指摘してくれて、ラックとスピーカーの配置転換とオーディオ機器の微調整までめんどうをみていただいた。そのときの彼の後ろ姿が記録写真に残っています。彼の自宅でもオーディオ機器の前にのめり込んで、こんな姿でいろいろ調整していましたね。その後、近くのビストロで一緒にランチも付き合ってもらいました。 その姿は思い出すとちょっと泣けてきます。

It's out of phase. That's no good.

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 オーディオのスピーカー接点を掃除するときによくやらかすんです。再結線するときに右か左のスピーカーをプラス、マイナス逆にしてつないでしまう。そうするとどうなるか、見事に反対側を走るような感覚になります。逆走?そうではなくて、逆相です。 昨日、パワーアンプの接点掃除をしたあと、左スピーカーのケーブルをプラス、マイナスを逆にして、いい音〜!なんてよろこんでました。大失敗。 今日になって、気分一新して聴き始めた瞬間にあ、逆相!って気がつきました。念のため、チェックCDで位相チェックしてみました。間違いなく逆相でした。 みなさまも、スピーカーの接続には気をつけましょうね。老婆心ながら。

Lively and energetic sound. crown D-45

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 奥の部屋にしまってあるアメリカ、クラウン社のパワーアンプD-45を掃除を兼ねて5年ぶりになるでしょうか、引っ張り出しました。各種接点の掃除をして、通電し3時間後になって音を出したとたんに、思い出しました。ほんのり艶があって、元気のいい、活力のあるサウンド。意気消沈しているときや、病で沈んだ心にばっちりききめがある、かつて聴いていたときもそう思いました。そういう音でしたね。そういえば。 単体で25W+25Wなので我が家のような小音量向きのアンプです。ですが、10時くらいのボリウムで我が家ではそうとうな大音量です。25W ですから片方のチャンネルの出力に使うトランジスタは1個で済むんでしょうね。この気風のいいスカッとしたサウンドは自分ががん患者であることをすっかり忘れさせてくれました。 両チャンネルをたった1台で鳴らして、まったくよどみないエネルギーって、毎日肉を中心に食っている腕っぷしのいい明るいおっちゃんがスピーカーを手玉にとってぶりぶりぶん回すっていう感じです。ダンピングファクター400っていうのもきいているかもしれませんが。現在4台メインに使用しているドイツ設計、中国製造の真面目アンプとは向いている方向がまったく違うのが面白いです。 しばらく、アンプはこのままでいくことに。この楽しいアンプがもうかなり以前に生産終了って。もう中古でしか入手できないのが残念です。 え?イコライザー? ちょっとお預けです。笑

Never forget your original intention.

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 1984年、赴任先のニューヨークから帰国して、最初の親友との再会時、「これからはグライコが必須です!」と彼はいいました。ん?グライコ? 「グラフィックイコライザーのテクニクスのSH-8065だけでなく、測定用のSH-8000とペアで使ってください!よろしく!」って。 自分のリスニングルームがどれだけ定在波や周波数特性のうねり、クセがあるかをまず自分で測定して、それから調整に入る。彼は自分のリスニングルームでそのやり方を実演して見せてくれました。 こちらの反応は、「なるほど!真っ平ではないんですね、自分の部屋は。」だから必要。 2025年になっても、この「初心忘るべからず」は生きています。 グライコ今つかってないんですが。笑 親友が使っていたdbxあたり、どうでしょうかねぇ。

The image represents the sound.

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 2年前の3月、親友が存命だった頃に私のいまのシステムを見てブログに触れていただいたことがあった。視覚は音そのもの。と彼は書いていたと思う。 2025年7月現在、オーディオシステムはそのまま何も変わりません。 CDトランスポートまたはMacからからのDACへのデジタル入力がメイン。SACDを再生するSONYのプレーヤーがサブ。 この2つの音源からスピーカーマネジメントシステム(2017年購入)にアナログインプットし、イコライジングやディレイ、そしてクロスオーバーの設定など基本プロセスを終えて、ここから4台のパワーアンプへ出力。 アンプは格安のステレオパワーアンプが4台。それぞれステレオだから左右のチャネルがあるけれど、それぞれのアンプは片方のチャネルしか使わないのがミソ。 つまり、上からツイーター左。2台目はツイーター右。3台目はフルレンジ左。一番下はフルレンジ右。ステレオアンプの電源を片チャネルのみに使うことで電源のゆとりをフルに活用。また、ステレオアンプの片方のチャネルだけ使うので、チャネルセパレーションは最高。 安いアンプを安いが上にフルに活用し、音の仕込みはスピーカーマネジメントシステムで完結させる。メインスピーカーはFOSTEXのフルレンジ。ツィーターのみ往年のJBLプロフェショナル。 この方式で、死ぬまで聴いていける。そう確信しております。 たった一度でいいから、この音を親友に聴いてもらいたかった。それだけが悔しい。

Subject-object reversal occurs unexpectedly.

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親友と出会った1981年、しみじみ思いました。納得のいくいい音で好きな音楽を聴くという目的ためには使っているオーディオ機材の質はとても重要であり、高級機種に買い替えていく、つまり質的な上昇が必須であると。当時、ロック音楽向きのスピーカーで無理してクラシック音楽を聴くという苦痛を、親友がより品質の良いスピーカーに変更し、質を上げるという方法で解決してくれました。 それで、満足したはずでした。しかし、物欲って恐ろしい。スピーカーをグレードアップすると、アンプに不満がでる。アンプもより高級セパレートアンプへと物欲がでる。まずパワーアンプを導入し、プリメインアンプのプリ部分を活かしてスピーカーに見合う品格の音になった。 で、物欲はさらに、よりよいプリアンプが欲しい、となる。そして、レコードプレーヤーのグレードアップを考える。この無限ループが限りなく続いていき、物欲を満たしつつ、高額のハイエンドオーディオ機材を揃えることこそが究極の目的にすり替わるんです。そしてそれにまったく自分で気が付かない。こうして定年退職の年齢までやってきて、収入が激減してやっとこの本末転倒に気が付くっていうわけです。 すでに一緒にこの階段を登ってきた親友もあの世へと去り、ひとりでオーディオに向き合う寂しさに変わり、音楽そのものを聴かない日々が増えてきています。 イコライジングで部屋や機材、さらに音源そのものの癖を自分の耳に合わせて調整し、感動を得られる音質にする術は親友のおかげで身につきましたので、貯めてきた音源(CD、SACD、ネットのハイレゾ)をあれこれ気ままに小音量から中音量で聴き続ける。なにかの機材が壊れたら怖いですが。ちょっとした緊張感を持ちつつ、これがこれからのオーディオとの接し方になるんでしょうね。きっと。

For now, this is my go-to all-purpose, go-anywhere lens.

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 キヤノンのミラーレスシステムが登場した最初からラインナップされていたというこのRF35mm F1.8 MACRO IS STMですが、全く知りませんでした。 今、スナップによし、ぐっと寄れる、明るいからボケがきれい、レンズ自体にもブレ防止機能がついている、軽い。このレンズはよくできているなぁ!と気が付けばどこにでも持ち歩く散歩のお供になってます。あとは、本格的なマクロレンズと中望遠の明るいレンズがあればもう文句なし。と、いうことにしておかないと。

I hate zoom lenses, but these are the only exceptions.

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ズームレンズは大嫌い。カメラレンズは単焦点レンズに限るってなんかいつもしつこく書いてますが、例外があります。キヤノンの広角ズームで、いわゆる小三元です。 ズームレンズ嫌いのきっかけは1979年に購入したキヤノンのnew FD35-70mm F4っていうお手軽な標準ズームレンズで、便利さに引きずられ、安易にズームレンズに手を出し、後悔することになります。旅行&写真が好きで広角レンズ(28mmとか35mm)を多用していましたので、ならば高価なnew FD 24-35mm F3.5 Lっていう人生でお初のLレンズを購入。同じ35mm画角で35-70mm F4とは比較にならないほどこのLレンズの画質は良かったです。海外旅行にも必須のアイテムでした。 次にこの広角系ズームレンズは2017年にEF16-35mm F4 L IS USMで復活します。RFの前のEFレンズ時代ですが、例えば2017年、沖縄旅行(親友のオーディオ機材撮影など)や2018年の南インド旅行で重宝しました。 ズームレンズは大きい、重たい、その割に画質にピンとこないので大嫌いっていうスタンスは変わりませんが、広角の小三元ズームはキヤノンに限る。そう思っています。

When I first recommended red wine to my best friend.

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 出会った1981年、親友はまだワインにほとんど親しんでいませんでした。まずはドイツの薄甘口白ワインから親しんでもらおうとしました。キリッと冷やして飲んでもらうと、「この世にこんなに味わえる酒があるんですね!」って言ってくれました。 何回かドイツやフランスの辛口ワインへとステップを踏みました。そして赤ワイン。これがちょっと難題でした。彼は白と同じように赤ワインもキリッと冷やした方が美味しいって。香り、味わいから見て白ワインより温度を上げたほうがより味わえるのに。 室温も、オーディオの音色もひんやり系が好きな彼はワインですら、冷えた酒が好みでした。赤ワインでさえも。笑 常温に近い、ちょっと温度を上げた赤ワインに馴染んでもらえるまで10年はかかりましたかね。今となっては笑い話です。 先日、ルーマニアのピノ・ノワールを久々に自宅でいただいたのですが、ちょっと冷えすぎてました。それで、親友と赤ワインの出会いを思い出しました。そんな具合です。 地球温暖化が叫ばれて問題となっている、2025年の今、赤ワインも冷やした方が美味しい。親友には先見の明があったかもしれません。

The 1951 Canon Lens 50mm F1.8 was also an excellent lens for Leica.

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ライカに追いつけ、追い越せがキヤノンカメラの社是だったと40年以上昔ですが、キヤノン社員時代だったころ先輩から聞きました。バルナックライカのスクリューマウントで1951年に当時の伊藤宏さんという技術者さんが新種ガラスを使って製造した50ミリ標準レンズはライカ所有者でもその画像の優秀さから使われたことも多かったと聞きます。 いま、デジカメ一式をキヤノンに戻し、あらためて最新のRF50mm F1.8 STMを使ってみると、キヤノンが培ってきたレンズの技術がこの安価なレンズにも連綿と継承されているとしみじみ思います。F2.8の標準ズームレンズはうらやましいけれど、お値段的にも、体力的にも持ち歩くのが難しいお年頃になりました。

Keith Jarrett, it's been a while.

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 キース・ジャレットのソロコンサートの中でケルン・コンサートは親友と一緒に何回聴いただろうか。パリ・コンサートが次に多かったかも。ウィーン・コンサートは個人的には大好きでしたが親友と一緒に聴いた記憶はないんです。 今回、2016年収録の新しいウィーン・コンサートを予約して、昨日届きましたので、今日は朝から聴いております。最初、現代音楽の典型のようで、これはまいったな。と、思ったのですが、いつの間にかクラシックのピアノのようでもあり、落ち着いて聴いています。 FOSTEXのフルレンジ20センチにJBLの2405H。この組み合わせで聴く少しひんやりとしたピアノの透明感は親友も好きなタイプのサウンドでした。

Hooray for small prime lenses!

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 趣味のみというか、生活の糧としてカメラをまったく使っていないので、オーディオと同じで好き嫌いというか、使い勝手がよくなければ容赦無く買い換える。笑 かつてのフィルムカメラは全く異なり、お宝でした。でもデジカメはなんというかスマホカメラの延長っていうか、愛着が持てません。好きな描写をするレンズに惚れますが。新しい技術が投入されたレンズにはハッとさせられることも多いんです。1970年代の単焦点レンズ主体だった頃はズームレンズもありましたけれど、大したスペックでもない割に高価で重い。そういうイメージはいまだに払拭できずにおります。なので、新しいカメラにはいま当たり前のズームレンズは使わずというか、重くて使えないっていうほうが真実ですが、不便な分は自分が動き回って(健康のため)ベストの構図を探しまわる。そういうスタンスで健康を意識しながら下手な写真ですが、撮りまくって満足する。ミラーレス用に新しく購入した35ミリマクロレンズは寄ってもOKですし、レンズとボディが連動して手ブレを防止してくれるので、これでいいか!って。でも、純正のフードはカッコ悪い。笑 手持ちの古いフードを工夫してなんとかしましょうね。

And this is what happened.

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 今日で69歳になりました。2年前の誕生日は自分が食道がんであることも全く知らずに酒を飲んでおりました。いまは、自分の余命をときどき計算して今なお生きているありがたみを感じつつ、趣味で遊ぶ最後の時間を大切にしたいと思っております。 そして、自分のデジカメはこうなった。そんなかんじですね。まだ、レンズが届かないので旧EFレンズを純正マウントアダプターで。EF50mm F1.8 STMはまったく悪くないどころか、期待以上のかなり鮮明な描写です。5群6枚構成、ガウスタイプの標準レンズは1970年代頃に青春していた1950年代生まれの我々にはまさに標準のレンズでした。

Against the trend of the times.

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 何を買うか迷う。これほど辛いけれど、楽しいことはない。オーディオもデジカメも趣味のものならなんでもですね。そして後になって、ちょっとだったり、かなりだったり、どのみち後悔するのは皆同じです。 別に写真撮影してお金稼いでいるわけでもなく、ただ趣味でお金を浪費しているだけというなんら発展性のない将来と、年齢とともに経年劣化のみ進む年齢のみ持ち合わせた高齢者ですので、次は最新機種ではなく、前の機種、新品ですが、分割払いで導入するという結果になりました。RFレンズは1本だけでいいのでLシリーズにしたい。ま、買えればですけどね。手元にはまだEFマウントのレンズが2本あり、C社が用意しているEF - EOS R マウントアダプターを介して使い続けることができるのはラッキーでした。 晴れた日には散歩を目的としつつ、レンズを2本どれにしようか迷っている時間が相当に楽しいのかも。

A once in a lifetime encounter

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 一期一会を英語ではいくつか表現があるそうですが、一生にたった一回の出会い、直訳ですが、この表現が好ましく思います。 1981年の4月上旬のある1日。お互いにまったく知る由もなかった親友に出会ったことはそのはじまりだったんです。あのときに出会っていなかったとしたら、オーディオの趣味はもっとつまらないものになっていたに違いないと思うこの頃です。 もっとも奥深い意味は、出会う回ごとにこれが最後かもと思ってその機会を大切に思うこと。と茶道の解説にもあります。直接の出会いの最後は共通の友人であるM田さん宅でした。あれが最後になるとは思ってもいなかったのですが。。。 いま、京都のクラフトビールの試飲をしていて、その一期一会っていう名前を見ていろいろと思い巡らせております。 前回書いたデジカメの件は現有機種と同じS社になりそうです。所有レンズやその他の機材を有効に使おうとすると、当然そうなりますね。 Lens: KONICA Macro HEXANON AR 55mm F3.5

The digital camera body for the year 2025.

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 キヤノンのデジタル一眼レフからソニーのフルサイズミラーレスデジカメに切り替えて使い始めたのは2013年でした。それから12年経過して、この5月にいまの残価設定クレジット(4機種め)が終了します。順当に考えると、次もソニーということになるんでしょうけど、次に欲しい機種の設定されている残価の価格が妥当かとか、月別の支払い金額がだんだんと高くなってきているとか、諸条件を考慮してちょっとブレーキがかかりました。発売から5年経過したけれど、評判の良いCanon EOS R5 (EOS R5IIではなく)を導入することもあるかなって検討しています。5年前、EOS R5は販売価格50万円してましたが、後継機種の発売とともに価格が低下傾向に。 なぜこんな話をするかというと、どのメーカーもデジカメの最新機種は高過ぎて手が出にくいってことなんです。 可処分所得の制限と、がん罹患後ってこともあり、あと何年生きながらえるかっていう観点からもう、中古を狙うか、前の世代の新品を狙うか。例としてCanonの先代機種という選択が見えてきました。SONY E-mount専用レンズは手放すしかありませんが、半世紀前のマニュアルレンズを多用しているので、マウントアダプターの変更もそれほど負荷がかからずにすみそうです。 ま、実際に決断するまでSにするかCにするかは、わからないですけどね。まだ。

March 18, 2023 He wrote about my audio system.

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親友が私のメインシステムについて2023年3月にこう述べている。恐縮です。 「とにかくこの音は2405でないと出ないのである。」 そのとおり!しばらくこのJBL2405を使わないでいたことを恥じている。2001年3月、プロ用のJBLが我がリビングルームに搬入され、そのときのツィーターはこの2405であり、今もここにあります。 しっかり高域の音響を伝え切る。このひとことに尽きます。この2405ってやつは。JBLメインのシステムから小型のフルレンジに変更して2年以上が経過しますが、やはりこのかっちりとした襟を正すスタイルは2405にしか出てこないサウンドだと改めて思います。 クラシック、ジャズ、そしてお互いによく聴いていたジャンルのどれを持ってきてもある程度のテンションを保ちつつきっちりと漏れなく伝え切るこの姿にちょっとしびれています。