Magnet types used in speaker manufacturing.

 親友のブログで触れられた最新の投稿が大変興味深い。

1970年代までスピーカーの磁石といえばアルニコだった。希土類金属が高騰してきたので大方のスピーカーはアルニコからフェライトへと転換を図るしかなかったと聞く。JBLも然り。

もともとアルニコが当然だったところへフェライトの磁石が登場。けれど、当時フェライト臭っていう表現はなかったと個人的には記憶している。

2001年に購入したJBLのプロ用ユニットはすべてフェライト磁石だった。なので、うちのツィーター2405Hもフェライトである。それともう一つFOSTEX T900Aはこれはアルニコで、タンノイのカンタベリー15を聴いてきた流れでいうと個人的にはT900Aに俄然軍配が上がる。はずである。が、そうではない。

なんと言っても構造上の凄さというか。2405はアルニコだろうがフェライトだろうが2405臭さがすごいのである。(笑) 20年以上このユニットを使いこなしてまだ飽きがこない。これからも大切にするであろうユニット。で、アルニコのT900Aをまだ持っているのはこちらには2405が逆立ちしても出せない音の色彩というか艶やかさがある。磁石の違いだけではなくこちらも構造上のすごさだろう。FOSTEXはフルレンジユニットがほぼフェライト磁石製で、数少ないホーンタイプのツィーターにアルニコを使う。この意味を嚙んで含め、使い分けていきたいと考えている。

改めて思い直すとアルニコは金属の鋳造で作られているが、フェライトは酸化鉄などを焼き固めたものでセラミックス。逆起電力に対してアルニコは金属なので回避できるけれど、フェライトはそう簡単ではないらしい。でも、聴いている分にはそれはちょっとどうかな?って。

よくわからんし。(笑)




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