FOLK SONGS Jan Garbarek, Charlie Haden and Egberto Sismonti
1979年録音で1981年頃の発売でしたでしょうか。このアルバムは静かに心に染み込み、長い間心の奥底で熟成し、いま、目覚めた。そんな感覚を抱きます。親友とも一緒にLPで聴いたであろうディスクの1枚です。 どこかヨーロッパのひなびたサーカス小屋といった趣きでこのジャケットに魅せられたのかもしれません。 SHM-CDが奏でる鮮度、透明度の高い音は40年以上昔、何もわからぬ青二歳がオーディオに対峙している姿を眼前に提示してくれます。恥ずかしさと甘酸っぱさが混じり合います。 冒頭のフォークソングからしてガルバレクの熱くクールなサックス、ヘイデンの分厚いねっとりしつつ歯切れの良いベース、ジスモンチのキレの良いギター。もう、ワインが欲しくなります。