Farewell to my JBL E130








 同じ15インチのフルレンジユニットでも、タンノイのデュアルコンセントリックとバロー・ランシングが手がけた130(私のはE130ではあるが)はまったく音楽に向き合う方角が異なっている。タンノイが奏でる音楽の中でピアノの芯がちょっとブレるっていう納得のいかない部分は最初から見えていた。オーケストラサウンドの素晴らしさと木管楽器や金管楽器のみごとに艶やかな音に魅せられてピアノ曲をあまり聴かないことで満足していた。これは事実。

生活にいろいろ疲れが見えてタンノイの音も乱れに乱れた2001年、JBLプロフェッショナルへの道を開いてくれたのが親友だった。あれは本当に明日への扉が開いた瞬間だった。

JBLが自宅で鳴り出して即座に気がついた。ピアノの音がいい。ピアノメーカーの違いも描きわける。ただちょっと音量を上げるだけで音響がもりもりとあがる。通常のボリウムが8時くらいに下がった。JBLのおかげでロックからユーミンまで音楽のジャンルも増えた。小音量でいかにこの暴れ馬をコントロールするかが最大の課題だった。

あれから21年。JBLとはお別れすることを意識した。20年以上同一のシステムを聴き続けたのはJBLが最初でおそらく最後になるだろう。いろいろと世話になった親友にまず、その節は救われました。ありがとうと礼を述べたい。

さて、そのあとどうするか。次回につづく。である。笑


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