Rogers LS3/5A

 今こうして大きな箱からちょっとスケールダウンしすぎた感のあるFOSTEXの超小型スピーカー(8.5cmフルレンジ)を眺めていると1980年代半ばで使用した英国Rogers LS3/5Aをしばし思い出している。

低域10cm 高域2cmドームって当時なにこれって最初は感じたものの、英国紅茶の燻した香りがなんとも弦楽器にいい翳りを与えていたし、なにせパワーアンプはニューヨークで購入したMcIntosh MC2255だったから米国の分厚さを補っていてそうとういいバランスだったと思い返している。思い出して気になっていることはLS3/5Aのインピーダンス 15Ω(BBC規格)でそれだけではないと思うけれど音離れのいい、要は気っ風の良い鳴り方で愛着を感じたものだった。

いま、リビングでなっているFOSTEX M800と専用箱およびリボンツィーターは両方ともスピーカー端子のプラスとマイナスを逆にして接続。なんちゃってJBL接続にするとひっそりと影のある冷静なっていうか大人のバータイムのようでいい。これもJBLで学んだ手法のひとつか。

新しいシステムのフルレンジスピーカーは20cmもいらないんじゃないかとか、上にのせるJBL 2405Hには漆黒のメタルスタンドがいいんじゃないか、いろいろ妄想して2022年の年の瀬を忘れて音楽三昧している。





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