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12月, 2023の投稿を表示しています

The last day in 2023

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 今年は激震の一年だった。 1月:JBLプロ用38cm口径の大型システムに別れを告げ、FOSTEX20cm フルレンジ中心のスピーカーへ。 8月:胸の痛みを病院で検査した。食道がんと診断が下る。 10月:抗がん剤治療開始。初回退院の前日である10月15日、親友が亡くなった。 どれもこれも、想定外。心の中にだけ激震が走った、そういう一年だった。 年明け早々に食道がんの手術が控えている。手術後の様子はまったく見えないけれど、今から心配してどうなるものでもない。 いつもの大晦日のように、ただ、お酒だけはないけれど、オーディオを駆使していい音楽を鳴らし、いいと感じた瞬間に微笑んで親友に語りかけよう。この場に彼はいて、穏やな表情で観て、聴いているのは間違いないのだから。

The Choir of King's College Cambridge

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 学生時代、英会話を英国系会話学校で学び、クリスマスキャロルも教えてもらった記憶があります。ケンブリッジのキングズ・カレッジ合唱団が模範演奏として記憶にあります。 このCD2枚組も販売サイトで「お取り寄せ」表示のまま1ヶ月すこし待たされましたが、25日午後、なんとか今年のクリスマスに間に合って、いま、聴いています。小さいスピーカーで再生してますが、教会の録音でパイプオルガンと合唱団のかけ合いが好ましいです。 みなさま、良いクリスマスを。そして、良き年末・年始をお迎えください。

Vienna Boys Choir Merry Christmas from Vienna

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 ハイレゾダウンロードサイトからクリスマスらしい曲集をダウンロード。伝統的な合唱団ながら最新の録音は24ビットのハイレゾ。曲も重々しい印象はなく、明るく軽快なジャズっぽいアレンジもあり、知らず知らずのうちに全曲を聴き終える感じです。 今年は個人的に激動の一年でした。オーディオを一新し、夏に食道がんが見つかった同じタイミングで親友が亡くなり、3クールの抗がん剤治療に泣き、来月に手術が決まりって、危ない橋を転げ落ちそうになりながらなんとかクリスマスを迎えています。 来年はまたどうなるか、あまり楽しくはなさそうな気弱な気分にもなりがちですが、なんとかなる。親友の奥様のブログから、自分を真っ正直に見る姿を拝見して、自分のことのように明るい陽射しを感じています。

Il Maritozzo con la panna della Drogheria Sancricca

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 白金にあるイタリアンカフェ、ドロゲリア・サンクリッカ。イタリア人オーナーのお店ですが、ここのマリトッツォが最高です。今朝はパネットーネを食べたかったのですが、すでに完売。来年こそは。と意気が上がります。で、マリトッツォ(ピスタチオクリーム)とコーヒーをいただいて広尾まで散歩しました。 ドロゲリアはイタリア語ですが、ドラッグストアの意味で、泥とは関係ありません。 日本的にゴテゴテ盛らないオリジナルのマリトッツォが最高のおいしさなんです。 親友はけっこうケーキ好きでした。40年ほど前、たびたび西東京の私の実家に来てもらうときは最寄駅の駅前にあったケーキ屋さんでリキュールをふんだんに使ったケーキ2種類を2つづつ買って、コーヒーのみながら、音楽聴きながら、2人でぺろりと食べてましたね。そのケーキ屋さんはもうないんですが、懐かしい思い出です。

stille grender / Det Norske Jentekor

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stille grender = quiet hamlets 静かな集落(村)という名前のクリスマスキャロル集。 ジャケットが美しい。そのイメージを音にするとこうなるっていう印象があります。 歴史あるノルウェー少女合唱団とECMレーベルのジャズで有名なトルド・グスタフセンがピアノの伴奏というかインプロヴィゼーション的伴奏?で参加しておりこの時期に聴くべきアルバム。 DSDハイレゾでダウンロードした甲斐がありました。オスロの教会録音。澄んだ残響音だけ聴いても心が浄化されるような気がします。 少女合唱って一人一人の声が団子にならずさらさらとして、フォルテになっても濁らないように再生すること。実はオーディオ再生でとても難しい部類に入るということを親友と何回も話し合ってきただけに、再生には度重なる調整が必要です。ですが、一旦うまく調整できるともう、すべてを忘れ、音楽のみに没頭できる。しあわせな瞬間が待ってます。

Panettone Classico

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 シュトレンからパネットーネへ。 この国ではスイーツは常に新しいものへ移り変わるので、本物の定着度がめっちゃ低く勝手に手を加えては本国からひんしゅく(顰蹙)を買っているけど、ま、飽きっぽい性格だからしかたがない。 イタリアのドルチェ好きなので、変に手を加えていないシンプルなマリトッツォもカンノーロも好きですし、今日はカッフェ・パスクッチでミラノのお菓子、パネットーネ(Panettone Classico di Romeo)をいただき、そのおいしさに、有頂天になりました。ドライフルーツたっぷりで、しっとりとしていてそこらへんのシフォンケーキとはちゃいます。ここのカフェは週末もオープンして空いているので、ランチからおやつタイムまで存分に楽しめます。

Finding Gabriel

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 昨日、はやくも親友の2ヶ月めの命日でした。慌ただしく、来月に迫った食堂がん手術の準備で、親友を振り返りつつも何もできなかった昨日。今日はしばらくぶりにオーディオの電源をオンにして朝からブラッド・メルドーを聴いています。 ファインディング・ガブリエルというタイトル。ガブリエルとはあの、「大天使ガブリエル」のこと。ガブリエルとは「神の人」つまり「神のことばを伝える天使」で、ユダヤ教、キリスト教はもちろんイスラム教(ジブリール)にも伝えられているそうです。キリスト教で、最後の審判のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせる天使としても有名なのが、そのガブリエル。 そのガブリエルを探す。ま、どえらいタイトルだと思いますが、電子楽器やコーラスなどおよそジャズらしくもなく、さまざまなジャンルの音楽を聴いていた親友の音楽世界に繋がる1枚だと思っています。

FUJIFILM X-T5 , XF50mm F2 and XF16mm F2.8

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 富士フイルムの本社ショールームが散歩圏内の東京ミッドタウンにあります。1日なら無料でボディとレンズ2本まで事前予約しておけば借りて使うことができます。(追加情報:2023年12月20日より、事前予約不要となるそうです。) なので、昨日はX-T5ボディと単焦点の小型レンズ2本を借りて日比谷までお散歩。設定はすべて初期設定のままでスナップ。なんというか色の再現がいい感じ。さすがフィルムメーカーのデジカメ。と感じました。無料ならまた異なるレンズを借りてみたいですね。 APS-Cサイズなので、なんといってもボディにしろ、FUJINONの単焦点レンズも軽い。これは高齢者には最大のメリット。16mmレンズはフルサイズ換算で24mmの広角、50mmレンズは75mm程度の中望遠になります。近くまで寄れることもメリット。X-T5は手ブレ防止付きですし、4千万画素もあれば、もう文句なしですね。問題は市中在庫が無いこと。欲しくても買えない状況が続いています。ちょっと残念。

SONY FE20-70mm F4 G

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カメラのおはなし。  20歳ぐらいのときに自宅にあったCanonet 45mm F1.7 QL というカメラを初めて意識して使うようになった。 大学卒業してCanonに入社して最初の月給で プロ用のカメラ、F-1 を購入、レンズはFD55mm F1.2 AL っていう標準レンズだけれどアスフェリカルレンズを使った高級品をメインに使ったのが縁でキヤノンのカメラはEOS(フィルム時代)まで使って、10年後、依願退職で幕を閉じた。30年以上前のズームレンズは、画質が良くない、暗い、ズームのレンジが狭いなど、使えたしろものではなかったので、他社のデジカメを使ってもズームレンズなんて、ということで使いたいとも思わなかった。 10年前からSONYのα7を手にして、ZEISSを中心に単焦点レンズを使用してきたけれど、2023年の今年、FE20-70mm F4 Gというレンズにピンときて、残価設定分割払いで2年後にお返しする前提で使っている。まあ、広角レンズ端が24ミリから20ミリとなり、ネット上のサンプル画像(悪い例を載せる訳がないけれど)を見てちょっといいかなって。500gとちょっと自分には重たいけれど、1本で6本分のレンジなので文句は言えない。こうしてズームに飼い慣らされていくような気がする。慣れるとかわいいレンズであるような気もしてきた。

Mozart died on December 5, 1791. He was 35 years old.

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12月5日はモーツァルトの命日です。 学生時代に見たテレビ番組「題名のない音楽会」、司会の黛敏郎氏が冒頭語ったのがこの言葉でした。その年の12月5日は休日で、たまたまその番組を見たのが縁で覚えました。 モーツァルト35歳。 ほぼモーツァルトの倍の時間をこの世で送っている自分がラッキーなのか凡庸なのか。おそらく両方なんでしょうけど。たとえ、がん患者であっても今、呼吸している自分を見て幸せを思います。 今日は病院で検査を受けます。 帰宅後、夜はモーツァルトのレクイエムその他を聴いてモーツァルトを聴くことの幸せを感じたい。そう、思います。

Notre nouveau sapin de Noël vient d'arriver.

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 抗がん剤治療で入院していた先月末に、そういえばうちにクリスマスツリーがないぞって、ネットで見てポチりました。 北欧っぽくて白が基調でいいなって。税関でチェックされてちょっと配送が遅れましたが、高さ40センチほど。小さくて、飾ってかわいいって思えてよかったです。 優しい空気につつまれたクリスマスから年末までの今年最後の時間を祈っております。

YULE STRUTTIN' : A BLUE NOTE CHRISTMAS

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 1990年代の終わり頃ですかね。ジャズで「闊歩する」的なクリスマスの世界。 なかなか、聴き流してしまうにはもったいない、いい演奏揃いですね。単なるムード音楽としてのクリスマスではない。ちゃんとしたキリスト教徒でなくとも、一年の締めくくりに相応しい世界が見えるようです。 おねえちゃんの脚きれいで買った。ちょっと、そこのあなた。ちょっと、何言ってるかわかんない。笑