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8月, 2025の投稿を表示しています

Connecting cables, both analog and digital, need to be shorter.

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 食道がんの抗がん剤治療の時に病室で使っていたポータブルDACです。今までは最短でも60センチの長さのケーブルでMacと接続して音楽聴いてましたが、DACに付属の超短いケーブルが届くようにして繋いで音を出しました。まあ、やってみるもんですね。音の鮮度がぐんと上がりました。鮮度の高いフレッシュな音。長いケーブルは信号の鮮度を落とすんでしょうかね。きっと。

OFFRAMP : a short road that is used to gradually slow down after leaving a highway

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42年前、親友との最初の出会いで聴いたパット・メセニー OFFRAMP 親友が亡くなった当日、がん研中央病院で私も点滴を受けながらこれを聴いていました。無意識の中の符合というか。出会いと別れ。出会いのときから出口が予想されていたかのような。

Joseph DROUHIN

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 二十歳の頃からブルゴーニュワインはこれでした。父の会社が輸入したフランスワインだということで最初はこの会社がブルゴーニュワインの御三家のひとつだとは全く知る由もなかったんです。しかし、この味がワイン試飲の基準になってくれたおかげで、オーディオにも繋がる基準が親友との間に確立することができました。 がんの治療で約1年半、お酒を飲めない状況でしたが、今月の検査結果で担当の先生から「大丈夫です。」とお酒について許可がでました。麻布十番のお店でたまたま半額だったこのワイン、ひさびさに見るエチケットで、感無量といったところです。ピノ・ノワールの親戚ともいえるガメイですが、なつかしさでいっぱいです。 親友がこのDrouhin について書いてくれていることはとてもうれしい、のひとことに尽きます。

DCX2496 & DCX2496LE

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 新しく購入したDCX-2495LEの使い方は全く今までのDCX2496と同じなので、設定が楽ではありますが、パラメトリックEQ設定やクロスオーバーをいちいち同じ設定にしなくてはいけないのがちょっと面倒ではあります。せっかく2台揃ったので、贅沢にモノラル設定で使ってみることに。上が新しいものでとりあえず左チャネル用とします。下が今までのもので右チャネル用に設定。片方のチャネルのみを使うのでそれぞれの右側はMUTE(赤いLED表示)にしてあります。ぱっと聴いた限りですが、セパレーションの良さが際立ちます。デジタル機器でも左右の干渉(クロストーク)はあるんでしょうか。数日この実験を続け、最終的には新しい方にまとめて1台でつかうつもりです。 の、はずでしたが、あまりにも音がいいため、2台使いを継続することにしました。同じ機材を縦に2台並べて使うのは親友の得意技でもありました。

Михаил Васильевич Плетнёв: Mikhail Vasilievich Pletnev 

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 親友が良く聴いていたプレトニョフのピアノ。さすが、天才!このディスクは彼があの世に去った2023年10月の録音です。数日前からアンプ(D-45)の電源を落とさずこのラフマニノフを聴くと、隣にいつのまにか親友が並んで聴いている。そういう感覚になります。

It's only 8 years, but it's still 8 years.

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 我が家のオーディオの根幹部分といっても過言ではないスピーカーマネジメントシステム、ベーリンガー社のDCX2496は2代めのもので、最初は親友から勧められて購入したものの使い方がわからず、納戸にお蔵入り状態でした。2017年5月、彼が我が家にやってきて当時のJBLメインスピーカーの微調整をいろいろとやってくれました。その時、初代のDCX2496を納戸から復活させたのですが、ノイズがパチパチとうるさくて使い物にならず、新品を購入しなおした経緯がありました。その2017年から8年、今また2代めがときどきパチパチいいだしました。そろそろ世代交代かも。 写真は初代といまの2代め。3代めはデジタル入力を省いたコスパバージョンにします。

The importance of motivating each other.

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親友とはお互いに刺激し合って40数年。喧嘩もいっぱいしたけれど(笑)、押しかけ女房的に私のリスニングルームに来てはいろいろ面倒を見てくれました。プロのオーディオ業界でやってるテクニックを教えてもらったし、ちょっといじっただけでこんなに音は変わるっていう世界を共有することもできました。写真は2017年5月。「これから、仕事のあと、東京に行くので、おじゃましてもいいですか?」って。私のリスニングルームに来て、当時のスピーカーの配置の難を指摘してくれて、ラックとスピーカーの配置転換とオーディオ機器の微調整までめんどうをみていただいた。そのときの彼の後ろ姿が記録写真に残っています。彼の自宅でもオーディオ機器の前にのめり込んで、こんな姿でいろいろ調整していましたね。その後、近くのビストロで一緒にランチも付き合ってもらいました。 その姿は思い出すとちょっと泣けてきます。