Canon as camera and lens brand in my memory.

大学卒業したのが1980年。4月に新卒でキヤノンに入社、いろいろあって(笑)10年後に依願退職。退職金でフランスにワイン留学しました。

もともとキヤノンは高級カメラメーカーで、「ライカに追いつけ追い越せ」が会社の目標で、会社の規模では、あっという間に達成してしまうことにはなるんですが、戦前の会社スタート時、設立者の1人が、ライカをバラバラに分解してネジの山を見て、こういう精密な部品を組み上げると家一軒分の値段がつくカメラになる。資源のない国で付加価値の高い商品をやろう。それがスタートだったと。でも、ボディは作れてもレンズはそう簡単には作れない。で、キヤノンの初期カメラにはニコンにレンズの供給をお願いして、Nikkorレンズを装着して販売したそうです。下のハンザキヤノンにはニッコールレンズが付いてます。これ、本当のはなし。

キヤノンの自社レンズは戦後スタートで、特に50mmの標準レンズは優秀な製品が多いと社内関係者からも聞きました。ライカスクリューマウントの50mm f1.8は新種ガラス採用で所収差を減らし、ライカユーザーからも好評だったと聞きます。一眼レフ時代になってFL50mm F1.8やFD50mm F1.8 S.C. があります。AFのEOS時代に入ってもEF50mm f1.8などダブルガウス型の標準レンズは健在で、2015年にはリニューアルされEF50mm f1.8 STM(いま手元にあります)が現行品ですね。

標準レンズっていうと今はズームレンズですが、40年前は一眼レフボディには明るい標準レンズ(50mm F1.4とか50mm F1.8)が当たり前でした。

単焦点の標準レンズなんて、出番ないじゃんって思うかもしれませんが、f1.8なんていう明るさとボケ味の美しさはズームレンズではまだまだ無理です。ま、安いので1本いかがっすか?ソニーα7でもマウントアダプターつければ使えますよ。






























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