J.S.Bach oder Carl Philipp Emanuel Bach

 英語の「アーカイヴ」はドイツ語で「アルヒーフ」。ドイツ・グラモフォーンの古楽レーベル、アルヒーフ。1980年代は親友と一緒にこのレーベルのトレヴァー・ピノック指揮イングリッシュコンサートの演奏もよく聴いておりました。

お父さんのバッハは間違いなく偉大な作曲家なんですが、次男坊のC.P.E.バッハのシンフォニアはもたつかなく、キレの良い、贅肉をそぎ落とした曲の流れに緊張感と清潔感が感じられ、親友も私も、お互いに好きで、これまたオーディオ比較によく登場したレコードです。

数日前、この曲の最新のカフェ・ツィマーマンという団体の演奏を見つけて聴いています。やはりシャキッとした曲調は親友好みだと感じ、大バッハよりC.P.E. バッハだよね。って。

ジャケットはYOUNG AND FOOLISH「若く愚か」 ってありますが、若気の至りっていう感じのほうがより好ましいかも。古楽器の侘び寂びがきいた音色にいまの時代のセンスをのせる。そんな感じで聴き惚れました。

知ってる曲でも演奏変われば新しさに溢れる。「そうですよね。まさに、そんな感じ。」親友がとなりで頷いているような。





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