Symphonie no 3 de Saint-Saëns. Écrite en 1885 et 1886, elle est dédiée à son ami Franz Liszt décédé le 31 juillet 1886.
サン・サーンスの曲はあまり馴染みがないんですけれど、高校受験合格で買ってもらったトリオの4chステレオで最初に聴くべく30cm LPとして購入したのはサン・サーンスの動物の謝肉祭が入ったものでした。
で、昨晩と今晩に立て続けに聴いているのがサン・サーンスの交響曲第3番オルガン付きの最終楽章。昨晩のはシャルル・ミュンシュのもの。今晩聴いたのは2種類あってヤンソンス指揮のバイエルン交響楽団のもの(録音は新しい)と、バレンボイム指揮のシカゴ交響楽団のもの。後者の方が圧倒的というかドイツ・グラモフォーン的に聴き惚れた演奏。3種類聴くとやはり1959年録音と古いけれど、構成の揺るぎなさでシャルル・ミュンシュがいいかと思うんです。
ミュンシュ盤はCDでしたが、かつてJBL38cm口径のフルレンジにツィーター足してパイプオルガンが家庭でこれほどの迫力を出すのかっていう音だった。部屋が振動する重低音に痺れました。
いま、20cmのフルレンジではそんな重低音は期待するべくもないんです。あの耳の片隅に残る印象をほんのりこちらから聴きとりにいく感じ。
バレンボイムのグラモフォーン盤はオーケストラがシカゴで録音。たしかシカゴにはパイプオルガンあったっけ?と思ったらパイプオルガンはパリで別に収録して当時のドイツ・グラモフォーンが合わせ技でまとめ、世に出したという。1982年でしたか、当時、こんなことをやっていいのかとかその割によくまとまっていてさすがというように物議をかもしたのはご記憶にあるとおり。ですが、今ハイレゾで聴いて思うのはこれいいじゃないか。ってこと。クラシックにしろ何にせよ、録音したってことは編集したっていうことなので発売された音源の音がすべてではないんですが、それしか判断のもとはないんですからしかたがないですよね。
最後の感想として、20cmのフルレンジは耳に近いところで鳴らすとそれなりに迫力のある細やかなところまで聴こえて満足がいく世界でした。って、おもしろくもなく普通にまとめてどうする!
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