Hexar 50mm f3.5 for Leica L mount lens.


 松屋銀座8Fで2月21日まで開催される「第48回 世界の中古カメラ市」に今年も冷やかし半分で行ってみました。中古カメラ歴はもう30年くらいになるので、もういまさら興奮するようなものはないとたかを括ってました。3日目に覗いたら自分の年齢とほぼ同じ、小西六写真機工業株式会社(コニカ)が1955年(昭和30年)製造したドイツのライカ用レンズが綺麗な状態でお値段もまあ手頃なので手に入れることに。

この3群4枚構成のレンズは1902年にツァイスにいたパウル・ルドルフ博士が弟子とともに発明。「テッサー」っていう名前で登録。約20年後に特許がきれると各社一斉に同じタイプを製造スタート。それほどにこのシンプルなレンズは画期的な発明で、小型でありながら、正確無比、解像度も高かったかが窺えるってもんです。

ライカの素晴らしいところは各社がボディやレンズをライカ互換型として製造したことでこの「テッサー」型も色々な名称でライカ用に製造。ライカボディにとって選択肢の幅がめちゃめちゃ広くなったというのが素晴らしい。

テッサータイプの各社レンズだけでもきりがないほどで、50mm F3.5とか50mm F2.8というスペックのレンズは間違いなくテッサータイプ。

まだマウントアダプターが届いていないので撮影した画像を載せることはできませんが、外観を眺めて悦にいるっていうジジイ的趣味の範囲でにんまりしております。

1955年の広告みるとHexar 50mm F3.5は当時の価格で11,000円とあり、調べたら当時の大卒初任給とおなじでした。今初任給って25万円くらいなんでしょうけどね。








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