Christmas is just around the corner.
今年、2025年は明日からもう12月に入ります。オーディオ趣味は2年前から凍ったままという印象を持ったままあと1ヶ月で今年が終わります。昨年は自分の身体に生じた「食道がん」というターゲットとどう向き合うか、心のうちも、肉体的にもなるようにしかならないとは思いつつ答えは見つからないまま。 11月の最終日、CDでクリスマス音楽を聴いています。クリスマス音楽と言っても、中世ヨーロッパの音楽が中心なのでいたって静かな雰囲気です。 DACは出力回路に真空管を使う設定にすると、教会や広いコンサートホールの雰囲気をより感じます。やわらかい音に囲まれていると頭の中に見える世界は40年前の親友や私のリスニングルームだったりしています。あの頃は本当にオーディオ全盛期で、CDが発売される前はデジタルは音の違いがないって真顔で信じていたのに、実際にデジタルに接してこんなに違うなんて、デジタルもアナログも同じ違うものは違うんですよね〜、あたりまえですね〜。なんて語りあっていたことを思い出します。 年齢を刻むと将来の展望より過去を懐かしむ時間が多くなる。これは事実ですが、しかたありませんね。できる範囲で真空管の穏やかさというか肌合いの良さを自分の装置にどのように感じられるようにしていくか、これからの自分のオーディオの方向を見出したような気がしています。