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11月, 2025の投稿を表示しています

Christmas is just around the corner.

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 今年、2025年は明日からもう12月に入ります。オーディオ趣味は2年前から凍ったままという印象を持ったままあと1ヶ月で今年が終わります。昨年は自分の身体に生じた「食道がん」というターゲットとどう向き合うか、心のうちも、肉体的にもなるようにしかならないとは思いつつ答えは見つからないまま。 11月の最終日、CDでクリスマス音楽を聴いています。クリスマス音楽と言っても、中世ヨーロッパの音楽が中心なのでいたって静かな雰囲気です。 DACは出力回路に真空管を使う設定にすると、教会や広いコンサートホールの雰囲気をより感じます。やわらかい音に囲まれていると頭の中に見える世界は40年前の親友や私のリスニングルームだったりしています。あの頃は本当にオーディオ全盛期で、CDが発売される前はデジタルは音の違いがないって真顔で信じていたのに、実際にデジタルに接してこんなに違うなんて、デジタルもアナログも同じ違うものは違うんですよね〜、あたりまえですね〜。なんて語りあっていたことを思い出します。 年齢を刻むと将来の展望より過去を懐かしむ時間が多くなる。これは事実ですが、しかたありませんね。できる範囲で真空管の穏やかさというか肌合いの良さを自分の装置にどのように感じられるようにしていくか、これからの自分のオーディオの方向を見出したような気がしています。

It's just firmware, but it's still firmware.

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 大手カメラメーカーは販売終了後の機種にも新しいファームウェアを配信しているのはいいことだと思います。最新ではない私のCanon EOS R5ですが、新しいファームウェアに更新しました。最新レンズ対応だけでなく、AFの精度向上やバグ対策など、ハード以外の改良をもたらしてくれるのでありがたいと思います。面倒がらずにやっていただくといいんじゃないかって御節介ですが。デジカメよりPCのOSバージョンアップの方が今はセキュリティ上必須ですが、デジカメにもパスワードの設定ができるようになったり(一部のメーカーですが)動作が早くなったり、過去の不具合が改善されたり、恩恵があるっていうことで、古い機種でも一応ネットで検索するといいかもしれません。あと、レンズにも、ファームウェアが当然ですが、ありますね。デジカメはもうPCやスマホと同じジャンルです。

High volume, high tention.

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 かつてのメインスピーカーだったJBL 130 & 2405の組み合わせで週末の朝に紅茶をいただきながら聴いていたジャン・フィリップ・ラモーのオーケストラ曲。サヴァールさんの演奏はとにかく品位がよく、アカデミックに感じます。 どの音楽をどの装置でどの程度の音量で最初に聴いたか?という事実は常にオーディオ再生の無意識の世界に大きな問題として存在している。と、思います。よく聴いていたJBLの圧倒的な音圧感を思い出し、この音楽はそれほど大音量で聴くべきものではないですが、どうしても音量は大きめになってしまいます。これは、他にもQUEENのアルバムなどもそうで、隣近所の迷惑をしっかり心に留めつつ、かなりの音量で聴いて、ごめんなさいと思いつつ、爽快な気分を味わったものです。 現在のマンション住まいという環境は大音量を許しません。マンションの規約にも記載があります。なかなかままならぬ趣味の世界、大音量で聴いておられる諸氏にあこがれのエールを送ります。

Pan focus or bokeh?

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 亡き親友ははっきり、くっきりが好きで、それはオーディオでのスタンスにも出ていましたが、彼のブログの写真もそうで、どこまでもはっきりしていることが明確にわかることが多かったような気がします。私はボケが担当ってことではないんですが、写真ではボケ味が好きで、どこか一点に焦点を決めてあとはぼかしたい。好みが異なる方が話は合うんでしょうかね。きっと。Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 (Canon RF-Mount)のF1.2っていう明るいレンズにいまぞっこんです。解放でこのボケ感。F22まで絞るとこんなに親友好みに。笑 雨の日曜日。気温が下がってくると聴きたくなるシベリウス。1970年代録音のベルグルンド、ボーンマスフィルと、ほぼ同時代のバルビローリ、ハレ管弦楽団を聴き比べています。ちょっと前まではベルグルンドに軍配上げてましたが、今日は圧倒的にバルビローリ。英国のシベリウスは心の奥底にまで進出してくる凄みがあります。