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7月, 2025の投稿を表示しています

It's out of phase. That's no good.

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 オーディオのスピーカー接点を掃除するときによくやらかすんです。再結線するときに右か左のスピーカーをプラス、マイナス逆にしてつないでしまう。そうするとどうなるか、見事に反対側を走るような感覚になります。逆走?そうではなくて、逆相です。 昨日、パワーアンプの接点掃除をしたあと、左スピーカーのケーブルをプラス、マイナスを逆にして、いい音〜!なんてよろこんでました。大失敗。 今日になって、気分一新して聴き始めた瞬間にあ、逆相!って気がつきました。念のため、チェックCDで位相チェックしてみました。間違いなく逆相でした。 みなさまも、スピーカーの接続には気をつけましょうね。老婆心ながら。

Lively and energetic sound. crown D-45

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 奥の部屋にしまってあるアメリカ、クラウン社のパワーアンプD-45を掃除を兼ねて5年ぶりになるでしょうか、引っ張り出しました。各種接点の掃除をして、通電し3時間後になって音を出したとたんに、思い出しました。ほんのり艶があって、元気のいい、活力のあるサウンド。意気消沈しているときや、病で沈んだ心にばっちりききめがある、かつて聴いていたときもそう思いました。そういう音でしたね。そういえば。 単体で25W+25Wなので我が家のような小音量向きのアンプです。ですが、10時くらいのボリウムで我が家ではそうとうな大音量です。25W ですから片方のチャンネルの出力に使うトランジスタは1個で済むんでしょうね。この気風のいいスカッとしたサウンドは自分ががん患者であることをすっかり忘れさせてくれました。 両チャンネルをたった1台で鳴らして、まったくよどみないエネルギーって、毎日肉を中心に食っている腕っぷしのいい明るいおっちゃんがスピーカーを手玉にとってぶりぶりぶん回すっていう感じです。ダンピングファクター400っていうのもきいているかもしれませんが。現在4台メインに使用しているドイツ設計、中国製造の真面目アンプとは向いている方向がまったく違うのが面白いです。 しばらく、アンプはこのままでいくことに。この楽しいアンプがもうかなり以前に生産終了って。もう中古でしか入手できないのが残念です。 え?イコライザー? ちょっとお預けです。笑

Never forget your original intention.

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 1984年、赴任先のニューヨークから帰国して、最初の親友との再会時、「これからはグライコが必須です!」と彼はいいました。ん?グライコ? 「グラフィックイコライザーのテクニクスのSH-8065だけでなく、測定用のSH-8000とペアで使ってください!よろしく!」って。 自分のリスニングルームがどれだけ定在波や周波数特性のうねり、クセがあるかをまず自分で測定して、それから調整に入る。彼は自分のリスニングルームでそのやり方を実演して見せてくれました。 こちらの反応は、「なるほど!真っ平ではないんですね、自分の部屋は。」だから必要。 2025年になっても、この「初心忘るべからず」は生きています。 グライコ今つかってないんですが。笑 親友が使っていたdbxあたり、どうでしょうかねぇ。

The image represents the sound.

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 2年前の3月、親友が存命だった頃に私のいまのシステムを見てブログに触れていただいたことがあった。視覚は音そのもの。と彼は書いていたと思う。 2025年7月現在、オーディオシステムはそのまま何も変わりません。 CDトランスポートまたはMacからからのDACへのデジタル入力がメイン。SACDを再生するSONYのプレーヤーがサブ。 この2つの音源からスピーカーマネジメントシステム(2017年購入)にアナログインプットし、イコライジングやディレイ、そしてクロスオーバーの設定など基本プロセスを終えて、ここから4台のパワーアンプへ出力。 アンプは格安のステレオパワーアンプが4台。それぞれステレオだから左右のチャネルがあるけれど、それぞれのアンプは片方のチャネルしか使わないのがミソ。 つまり、上からツイーター左。2台目はツイーター右。3台目はフルレンジ左。一番下はフルレンジ右。ステレオアンプの電源を片チャネルのみに使うことで電源のゆとりをフルに活用。また、ステレオアンプの片方のチャネルだけ使うので、チャネルセパレーションは最高。 安いアンプを安いが上にフルに活用し、音の仕込みはスピーカーマネジメントシステムで完結させる。メインスピーカーはFOSTEXのフルレンジ。ツィーターのみ往年のJBLプロフェショナル。 この方式で、死ぬまで聴いていける。そう確信しております。 たった一度でいいから、この音を親友に聴いてもらいたかった。それだけが悔しい。

Subject-object reversal occurs unexpectedly.

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親友と出会った1981年、しみじみ思いました。納得のいくいい音で好きな音楽を聴くという目的ためには使っているオーディオ機材の質はとても重要であり、高級機種に買い替えていく、つまり質的な上昇が必須であると。当時、ロック音楽向きのスピーカーで無理してクラシック音楽を聴くという苦痛を、親友がより品質の良いスピーカーに変更し、質を上げるという方法で解決してくれました。 それで、満足したはずでした。しかし、物欲って恐ろしい。スピーカーをグレードアップすると、アンプに不満がでる。アンプもより高級セパレートアンプへと物欲がでる。まずパワーアンプを導入し、プリメインアンプのプリ部分を活かしてスピーカーに見合う品格の音になった。 で、物欲はさらに、よりよいプリアンプが欲しい、となる。そして、レコードプレーヤーのグレードアップを考える。この無限ループが限りなく続いていき、物欲を満たしつつ、高額のハイエンドオーディオ機材を揃えることこそが究極の目的にすり替わるんです。そしてそれにまったく自分で気が付かない。こうして定年退職の年齢までやってきて、収入が激減してやっとこの本末転倒に気が付くっていうわけです。 すでに一緒にこの階段を登ってきた親友もあの世へと去り、ひとりでオーディオに向き合う寂しさに変わり、音楽そのものを聴かない日々が増えてきています。 イコライジングで部屋や機材、さらに音源そのものの癖を自分の耳に合わせて調整し、感動を得られる音質にする術は親友のおかげで身につきましたので、貯めてきた音源(CD、SACD、ネットのハイレゾ)をあれこれ気ままに小音量から中音量で聴き続ける。なにかの機材が壊れたら怖いですが。ちょっとした緊張感を持ちつつ、これがこれからのオーディオとの接し方になるんでしょうね。きっと。

For now, this is my go-to all-purpose, go-anywhere lens.

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 キヤノンのミラーレスシステムが登場した最初からラインナップされていたというこのRF35mm F1.8 MACRO IS STMですが、全く知りませんでした。 今、スナップによし、ぐっと寄れる、明るいからボケがきれい、レンズ自体にもブレ防止機能がついている、軽い。このレンズはよくできているなぁ!と気が付けばどこにでも持ち歩く散歩のお供になってます。あとは、本格的なマクロレンズと中望遠の明るいレンズがあればもう文句なし。と、いうことにしておかないと。

I hate zoom lenses, but these are the only exceptions.

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ズームレンズは大嫌い。カメラレンズは単焦点レンズに限るってなんかいつもしつこく書いてますが、例外があります。キヤノンの広角ズームで、いわゆる小三元です。 ズームレンズ嫌いのきっかけは1979年に購入したキヤノンのnew FD35-70mm F4っていうお手軽な標準ズームレンズで、便利さに引きずられ、安易にズームレンズに手を出し、後悔することになります。旅行&写真が好きで広角レンズ(28mmとか35mm)を多用していましたので、ならば高価なnew FD 24-35mm F3.5 Lっていう人生でお初のLレンズを購入。同じ35mm画角で35-70mm F4とは比較にならないほどこのLレンズの画質は良かったです。海外旅行にも必須のアイテムでした。 次にこの広角系ズームレンズは2017年にEF16-35mm F4 L IS USMで復活します。RFの前のEFレンズ時代ですが、例えば2017年、沖縄旅行(親友のオーディオ機材撮影など)や2018年の南インド旅行で重宝しました。 ズームレンズは大きい、重たい、その割に画質にピンとこないので大嫌いっていうスタンスは変わりませんが、広角の小三元ズームはキヤノンに限る。そう思っています。