When I first recommended red wine to my best friend.
出会った1981年、親友はまだワインにほとんど親しんでいませんでした。まずはドイツの薄甘口白ワインから親しんでもらおうとしました。キリッと冷やして飲んでもらうと、「この世にこんなに味わえる酒があるんですね!」って言ってくれました。 何回かドイツやフランスの辛口ワインへとステップを踏みました。そして赤ワイン。これがちょっと難題でした。彼は白と同じように赤ワインもキリッと冷やした方が美味しいって。香り、味わいから見て白ワインより温度を上げたほうがより味わえるのに。 室温も、オーディオの音色もひんやり系が好きな彼はワインですら、冷えた酒が好みでした。赤ワインでさえも。笑 常温に近い、ちょっと温度を上げた赤ワインに馴染んでもらえるまで10年はかかりましたかね。今となっては笑い話です。 先日、ルーマニアのピノ・ノワールを久々に自宅でいただいたのですが、ちょっと冷えすぎてました。それで、親友と赤ワインの出会いを思い出しました。そんな具合です。 地球温暖化が叫ばれて問題となっている、2025年の今、赤ワインも冷やした方が美味しい。親友には先見の明があったかもしれません。