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When I first recommended red wine to my best friend.

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 出会った1981年、親友はまだワインにほとんど親しんでいませんでした。まずはドイツの薄甘口白ワインから親しんでもらおうとしました。キリッと冷やして飲んでもらうと、「この世にこんなに味わえる酒があるんですね!」って言ってくれました。 何回かドイツやフランスの辛口ワインへとステップを踏みました。そして赤ワイン。これがちょっと難題でした。彼は白と同じように赤ワインもキリッと冷やした方が美味しいって。香り、味わいから見て白ワインより温度を上げたほうがより味わえるのに。 室温も、オーディオの音色もひんやり系が好きな彼はワインですら、冷えた酒が好みでした。赤ワインでさえも。笑 常温に近い、ちょっと温度を上げた赤ワインに馴染んでもらえるまで10年はかかりましたかね。今となっては笑い話です。 先日、ルーマニアのピノ・ノワールを久々に自宅でいただいたのですが、ちょっと冷えすぎてました。それで、親友と赤ワインの出会いを思い出しました。そんな具合です。 地球温暖化が叫ばれて問題となっている、2025年の今、赤ワインも冷やした方が美味しい。親友には先見の明があったかもしれません。

The 1951 Canon Lens 50mm F1.8 was also an excellent lens for Leica.

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ライカに追いつけ、追い越せがキヤノンカメラの社是だったと40年以上昔ですが、キヤノン社員時代だったころ先輩から聞きました。バルナックライカのスクリューマウントで1951年に当時の伊藤宏さんという技術者さんが新種ガラスを使って製造した50ミリ標準レンズはライカ所有者でもその画像の優秀さから使われたことも多かったと聞きます。 いま、デジカメ一式をキヤノンに戻し、あらためて最新のRF50mm F1.8 STMを使ってみると、キヤノンが培ってきたレンズの技術がこの安価なレンズにも連綿と継承されているとしみじみ思います。F2.8の標準ズームレンズはうらやましいけれど、お値段的にも、体力的にも持ち歩くのが難しいお年頃になりました。