Dinu Lipatti was a Romanian pianist and composer died at the age 33.
若い頃に聴いていなくてとても反省の念がある知る人ぞ知るルーマニア出身の孤高のピアニスト。リパッティは血液のがんの一種で33歳という若さで1950年に亡くなっています。死の数ヶ月前にブザンソンで開かれた最期のコンサート録音(この時代はまだステレオ録音が開発される前のモノーラル)も残されていて、CDでは手元にあるのですが、最近SACD版を買い直しました。
モノーラルだとか録音が古いとかそういうオーディオ論を超越するピアノの音の純粋な凄み。これがステレオ録音だったらなんてまったく感じない、そういう演奏にのみ聴き惚れる音の連続が展開されます。
ハイレゾサイトにも少しリパッティのアルバムがあるのでダウンロードして聴きたいです。
たぶん、自分ががんにかかったからこそわかったといえる、そういう世界かもしれません。惚れました。
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