Quod amicus meus mihi in corde suo voluit indicare.
Quod amicus meus mihi in corde suo voluit indicare.= What he wanted to tell me in his heart.
親友の奥様によると彼が息を引き取ったほぼほんの手前の時刻に私の初回退院が決まっていた。
彼がメールで残した最後のメッセージ。
「戦友として残された時間よろしくお願いします。」2023年10月13日 12:01
私から送った最後のメッセージ。
「こちらこそ。いま、戦うときですね。お互いに。」2023年10月13日 12:06
以上が親友と言葉でお互いに交わした最後のメッセージです。
このメールが来る数ヶ月前、6月の時の肺梗塞のときから彼はこの先、何が起きるかについて覚悟ができていたのだろう。彼との通信手段はメールよりもブログが手っ取り早いであろう、というか、ブログならアップしたらすぐ見てくれると思い、それ以降は親友と私のこの42年について振り返りながら、私の心境をなるべく素直に伝えようとしてきた。それが伝わったと理解したい。親友から最後に戦友に格上げとなったこともひとつ。目の前に具体的に見えるお互いの最期。戦場は違うけれど、もうあとがない。
親友が書いた彼の「残された時間」はもう過去のことになってしまったけれど、私にとっての「残された時間」はこれからさらに重みを増していく。「よろしくお願いします。」のひとことはなにより、これからも信じて頼り合っていくこと。だと、思っています。
ミシェル・コルボによるフォーレのレクイエムを。
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