Ich mag Rudolf Serkins Klavierspielstil.

 オーケストラを中心にしたクラシック音楽に親しみ出したのが中学生の頃。高校生、特に仙台で下宿していた頃は浴びるようにクラシックを聴いていた。

なので、有名な曲は最初に誰の演奏に接したかとうことは、とても大切なことだと感じています。例えば、ブラームスのピアノ協奏曲 第一番。これはもう、セル・クリーヴランド、ルドルフ・ゼルキンにトドメを指します。セル・クリーヴランドの緊張感ある乱れのない弦楽器アンサンブル。それに真っ向から堂々と磨きのかかったピアノが聳り立つ。出だしから鳥肌ものでした。セルとゼルキン。親友同士かっていうくらいツボがハマって大変気持ちがいい。テンポ感から盛り上げてどさっと下ろすポイントもぴったり。

入院中にタワレコサイトで見つけたルドルフ・ゼルキン最後の未発表録音。1991年に亡くなるまで闘病生活を続けたのでこの録音は最終承認をゼルキンご本人からは得られなかったとのこと。

最晩年なら、技術は完璧ではないかもしれない。けれど、そんなことは関係ないっていま闘病生活になるとじわっとわかってくる。



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