Beethoven Piano Concerto No.2

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でまったく印象がないのは第2番です(失礼)。ベートーヴェン16歳に作曲スタートで第一番より若い頃の作品のようです。ですので2番て欠番だった?って思うくらいの薄い存在でした。ご本人も納得してなかったようで、28歳になって最終稿にまとまったとか。でも、バックハウス、ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮ウィーンフィルの全集に第2番(最終稿)があるので、個人的に「新発見」っていうことで聴いてみました。

第一楽章、これモーツァルト?っていうくらい貴族的でベートーヴェンくささが希薄。何をしたいんだ、ベートーヴェン!的なもどかしさ。なので、途中で聴くのをやめ、第2番は聴かなくていいと決めた過去を思い出しました。でも、途中でやめてはベートーヴェンさんに失礼。あらためて第二楽章をスタートに第三楽章までを聴いて、これは最初を飛ばして第二楽章から聴くべき曲だと納得した次第です。

自宅にはギレリス、セル・クリーヴランドの同曲もあり第二、第三を聴き比べ。やはりこの2つの楽章を聴いて思うのは間違いなくベートーヴェンであるということ。最初をすっ飛ばして聴く方法はおすすめです。


ピアノ協奏曲第2番を調べているなかでピアノ協奏曲第0番や第6番、第7番もあり?っていうCDを見つけました。この全集にはピアノ協奏曲第二番の第二楽章(初稿)も収録されており、急に興味が湧いてきました。タワレコでポチっとしたばかりです。







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