New equalizing curves for T900A

 FOSTEX T900Aはいまの同社フルレンジを使い出してからめっきり出番が増えている。音楽ジャンルの適応能力は特定のジャズを除きこちらに軍配が上がる。

というのはT900Aのイコライジングを大幅に変更し、煌びやかさよりも穏やかさを主眼においた調整を試行錯誤中であることによります。製品カタログの周波数特性を見るとT900Aには10kHzに大きな窪みがあり、4kHz中心に盛り上がりがあり、さらに15kHzを中心に盛り上がりがあります。

普通なら8kHzあたりを中心に盛り上げて全体をなだらかにする。と、考えるでしょうけど、自論としてイコライザーは削ることを原則とすべし。なので、どうするかっていうと、4.5kHzあたりでQをなるべく低く6dBほど下げ、もう1箇所15kHzを中心にやはりQを低くして6dBほど下げる。引き算というかマイナスの足し算というか。

ま、写真は理論通りにいかない様子をスピーカーマネジメントが具体的に表示してくれています。要は、悪戦苦闘中です。人生と同じ。(笑)





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