The year 1982. When I stayed in New York. Full Analogue Time...
私にとって1980年代のベストサウンドはニューヨーク駐在の頃。ばりばりのアナログだった。レコードプレーヤーはSound Houseという半ばMICRO社のベルトドライブ製品でこれはいいプレーヤーだった。アンプはどっぷりMcIntoshにぞっこんだった頃でMC2255が誇らしい。この少し後でプリのC33を買った。東京から持参したシンプルなC29より複雑な回路設計のC33の方がPhono入力の音は瑞々しく明るかった。デザイン的にもMcIntoshが輝いていたのは1980年代から1990年代だと思っている。スピーカーはPIONEER S-955でこれも思い入れがある製品で親友とのつながりがスタートした記念すべきスピーカー。東京の狭い部屋からニューヨークのだだっ広い部屋で聴くことで部屋はオーディオ装置の一部であるという結論に至る。
1990年代はTannoy Canterbury 15 がベスト。STUDER の100万円したCDプレーヤーが中心でアナログプレーヤーはもうなかったと思う。写真がいま手元にないので割愛。
2001年から2022年は圧倒的にJBL E130+2405Hの時代。これは完成度が高かった。ネットワーク回路という必要不可欠だけど決定的に音を汚していることをこれほど見事に音で説明してくれたシステムを他に知らない。
まだまだあるが、こういう変遷はやっておいてよかったという結論を導く。
今の小型システムもフルレンジにツィーターを加える方式でネットワーク回路不要としている。これがベストとは言わないが、自分にとってはフルレンジプラスツィーターは必須のシステム。
オーディオと人生、まぁ、本当に色々ありすぎて──でも、あっという間でしたね。ニューヨークのこの部屋、行きたかったなぁ…… 955がめちゃくちゃいい音で鳴っていたはずで、聴きたかったし、当時のニューヨークの空気というか、まだWTCがそそり立っていた風景を見たかったですね。国試浪人の、どん底でメンタル最悪の状態で、出鱈目な日々を送っていた時ですね……
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