Ralph Towner plays not only guitar but piano.
ECMから出ているRalph Towner の最新ソロアルバム。83歳とは思えない。というか若い頃より音の純度が上がっていると感じる。
PIONEER S-955を導入した1981年、クラシック以外によく聴き始めたのがECMレーベルのジャズで、ラルフ・タウナーはその代表格。グループのOregonもECMで初めて聴いた。
エッジのメリハリはS-955のリボンツィーターだけではでない。あの複雑な構造のスコーカーとのペアでこそ出てくる音だった。ウーハーの締りのなさがちょっと不満だったがまだグラフィックイコライザーすら使っていなかった頃だったが、あの鮮明さは忘れない。
その高域でもりもりとパワフルで、遠くから立ち上がりの鋭い高域を眼前に展開してくれるのがJBL 2405である。この存在は圧倒的で、リボンツィーターの鮮度感はちょっと出にくいけれどもう何を聴いても納得のサウンドなのである。
1999年か2000年頃、広尾で親友が鳴らしたJBL 130& 2405を聴いた。飲み会を途中で中座して彼の部屋に地下鉄乗り継いで行った。2405はボックスの上にガムテープで貼られた状態だったけれど、「ツィーターはこれだ!」口をポカンとあけて聴いていたことは覚えている。
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