Bartók Béla Viktor János
バルトークの話は長くなる。
その1。
高校2年の下宿で人生初めてバルトークを聴いた。
ピエール・ブレーズ指揮ニューヨークフィルの4チャネル録音によるオーケストラのための協奏曲。そう、この曲にしびれた。
アジアっぽさもある。マーラーのような透明さもある。そして上空から俯瞰するような冷静というか冷徹な視線。これが最初受けたバルトークのすべて。
交響曲は書いてない。
ブレーズとハンガリーの接点を調べてみた。ハンガリー出身の大指揮者にジョージ・セルがいる。カラヤンが唯一「マエストロ!」と尊敬の眼差しを向け、セルが「ヘルベルト!」とカラヤンをファーストネームで呼ぶ。このジョージ・セルが認めた指揮者がブレーズ。
ブレーズがバルトークを演奏する。いいじゃないか。
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